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センターバックの危機をチームとして乗り越えたいリバプール

Jordan Henderson


イレギュラーなシーズンでした。
新型コロナウィルス感染拡大により昨シーズンはインターバルが生まれ、その後急ピッチで残り試合を消化。
各プレイヤーは、十分なオフも取れず、プレシーズンマッチも限定されていた。
そこへ来ての過密日程。
特に、ヨーロッパの舞台で戦うチームにとっては、大きな負荷がかかっていたのも事実です。

そんな中プレミアリーグは、選手交代枠を拡大する措置を打ち切り。
従来の3人までというルールに戻しています。
イングランド勢が、チャンピオンズリーグやヨーロッパリーグで不利になるのは自明の理であり、なぜに手を打たないのかは不可思議です。

選手交代枠については、クラブの多数決で決めているようですが、ここにリーダーシップは働かないのか。
何より大切なのは、宝とも言えるプレイヤー達の健康ではないでしょうか。

リバプールは今、センターバックの危機を迎えている。
私は、軽々しく、その言葉を用いることを避けてきましたが、もはや抗しがたいものがあります。

しかし、起きてしまった現実は取り消すことも出来ないし、ここはチームとしてカバーして行くしかないですね。
まずは、若手の抜擢により育成をしつつ、戦力にして行くこと。
もうひとつは、経験値の高いミッドフィールダーのコンバートでしょうか。

Rhys Williams

リバプールには、期待値の高い若手センターバックがいます。
彼等をどう起用して行くか。
ナット・フィリップス
リース・ウィリアムズ
ビリー・クメティオ

今となってはユルゲン・クロップ監督は、キ=ヤナ・フーバーを残しておけばよかったと考えるかもしれません。
また、こんな年に限って、デヤン・ロブレンを放出してしまいましたが、これは本人のことを考えたとき、仕方がなかった。

ミッドフィールダーのコンバートですが、よく英国では、ハビエル・マスチェラーノ方式と呼ばれているようです。
筆頭はファビーニョでしょうし、時にはキャプテンのジョーダン・ヘンダーソンに頼むしかない。
ヘンドなら、全力をあげて役割を遂行してくれることでしょう。

今こそリバプールは、チームがよりひとつとなって、センターバックの危機を乗り越えるとき。
希代のモチベーターであるユルゲン・クロップ監督の言葉を待ちたいですね。
チームとして戦うリバプール!
その姿から目をそらさずに、しっかりと見守って行きたいと思います。

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