さきほど、アンフィールドでの対ウェスト・ブロム戦が終了しました。
結果は、2-2のドロー。
試合の内容を書く前に、まずデヤン・ロブレンのことに触れておきたいと思います。
セカンドハーフ、相手タックルを受けたロブレンが負傷。
見た目だけで判断するのは危険ですが、足をさらわれた勢いといい、角度といい、軽い怪我だとは思えないものでした。
悲鳴のような叫びをあげて苦しむロブレン。
膝近辺から流血もしていましたが、担架で運ばれる際、足を完全に固定していたことから、単なる裂傷とは思えません。
ママドゥ・サコーが、ようやくフルトレーニングに戻れる状態となりましたが、焦らず、急がずというわけにはいきそうにありませんね。
ロブレンの怪我については、今後情報が出て来ると思うので、確認が出来たらお知らせしたいと思います。
さて、別途稿を改めて、スタッツ等もご紹介しつつ細かい分析をしてみたいと思っていますが、データだけでいえば、楽勝で終わっていてよかった試合でした。
しかし、綺麗なフットボールにしなくてもいい・・・という、ある意味割り切りにも似たウェスト・ブロムの考えの上に、この結果が付いてきてしまったとも言えそうです。
簡単に得点経過を書くと・・・
・21分(ジョーダン・ヘンダーソン)
▲30分(失点)
▲73分(失点)
・90+6分(ディボク・オリギ)
ロブレンの負傷により、セカンドハーフの追加タイムが、約9分ほど見られ、途中交代のオリギが、ミドルレンジから思い切って放ったシュートがゴールを捉え、リバプールがドローに持ち込んだという形でした。
オリギに関しては、よく仕事をしてくれたと思います。
シュートも勿論よかったですが、その前のプレイ、相手に倒されてもすぐに起き上がり、ゴールを狙いにいった姿勢は誉めたいですね。
また、良い点を探せば、両サイドバックは、惜しみなく走っていたと思います。
ポゼッション、シュート数ともに圧倒したリバプールですが、課題をあげれば、今日の試合に関しては明確だったのではないでしょうか。
セットプレイへの対応とベンテケの活かし方、生き方・・・。
同点に追いつかれた30分の失点は、コーナーキックから押し込まれたものですが、パンチでクリアに行ったシモン・ミニョレがボールに触れず・・・。
ゴールキーパーとすれば、飛び出したら、最悪触るまではいかないと、守りも辛いですね。
ただ、私は、プレイヤーも人間だし、誰しもミスはあると思っています。
ミニョレの課題だと思ったのは、自分がミスを犯した後にあったのではないか?と。
飛び出してもパンチできず失点を喫して以降のミニョレは、その後判断に迷いが出ていたように見え、たとえば、飛び出したほうがいいのか?待ったほうがいいのか?
あるいは、パンチで逃げるべきか?キャッチすべきか?が、曖昧になっていったように感じます。
ある意味、タフな精神で、図太くやってもらったほうが良かったかもしれませんね。
もうひとつの課題として、ベンテケをあげましたが、今日のファーストハーフは、ゴール前を外し、左サイド寄りに広がってポジションを取るシーンが多かったと思いますが、それならば、味方との連携をもっと意識してほしかった。
周囲にいるチームメイトと、同じ絵を描けていないように映ってしまいました。
ただ、今日に限っては、ギリギリのところで敗戦を回避できた。
その立役者がオリギという若者だったという点において、ひとつの光明を探したいと思っています。
次のプレミアリーグまでには、久しぶりに丸一週間があくので、おそらくトップはフィルミーノで来るでしょう。
そこにコウチーニョとララーナが絡む戦術が、今は最も機能するように思えます。
いくつかの課題、さらには負傷者と、手傷も負ったリバプールですが、まだまだ絶望する時ではありません。
学び、そこから浮上、飛躍する。
そんな強さを見せてほしいと願うし、私も信じて応援したいと思っています。