プレミアリーグ プレイヤー

短い時間で格の違いを見せつけたチアゴ・アルカンタラ

Thiago Alcantara


チアゴ・アルカンタラが帰って来た!
ニューカッスル戦の結果自体は不本意なものだったかもしれませんが、チアゴのプレイを観るだけでも楽しみが拡がる。
そんな思いを抱いた私です。
頼もしいタレントですね。

チアゴが超一流のプレイヤーであることは、リバプールへやって来る前から分かっていました。
一方で、プレミアリーグでもフィットするか?という部分があったのは確か。
しかしながら、そんな心配は微塵もないことを知るには、時間など必要ありませんでした。
チアゴは桁違いに上手い。

ニューカッスル戦でチアゴがピッチに入ったのは73分のこと。
約20分間のプレイだったわけですが、チアゴがボールを持つだけで、何かが起こるのではないか!という期待感に包まれたのも事実です。
鮮やか過ぎる20分間。

冷静に考えてみると、チアゴがプレミアリーグでプレイをしたのは、まだ3試合。
内2試合はセカンドハーフ途中からの出場であり、スタメン起用はエバートン戦1試合のみです。
それで、この圧巻のパフォーマンスですから、完璧にフィットしたならば、どれほど凄いことになるのか。

長短、緩急、ボールの質と、チアゴが操るパスは変幻自在。
しかも、ヘッドの競り合いが巧みで、心憎いばかり。
恐れ入りました。

これだけのプレイヤーを擁するリバプール。
今後チアゴの出場時間が増えて行けば、間違いなくチームに強いアクセントをもたらすことでしょう。
さらにリバプールには、現在負傷中ですが、ディオゴ・ジョタもいますからね。
2021年にスパート出来る可能性は十分にある。
そう感じた私でした。

ファン・ダイクの不在は痛い、痛すぎる。
しかし、それでも戦わなければいけないのがプロの世界。
ファン・ダイクのためにも、良い戦績を残し、彼を迎え入れたいですね。
その原動力にチアゴがなる。

ボールを持つだけで、わくわくさせてくれるプレイヤー。
こんな存在は、そうはいません。
ちょっと想像をしてみました。
チアゴが繰り出す変幻自在のパスワーク。
そこにリバプールは、やがてファン・ダイクのロングフィードが加わる。
かのルーニーが言ったことが思い出されます。
「チアゴがリバプールへ行くことがあれば、もう彼等の優勝だ」

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