プレミアリーグ

リバプールがリーグ3位でフィニッシュ!


あまりに、いろいろな出来事があった今シーズン。
新型コロナウイルスの影響により、プレイヤー達は通常のオフを送れずにシーズン・イン。
また、序盤に起こったエバートン戦でのファン・ダイクの重傷という悲劇。
怪我をしないことが最良ですが、ファン・ダイクの怪我に関しては、他のものとは、まったく性質の異なるものでした。

デヤン・ロブレンを放出。
リバプールは、シニアで言えば3人のセンターバックで回そうとしていた。
その目論見が、早い段階で崩れてしまった。

さらに、ジョー・ゴメス、ジョエル・マティプまでもがシーズン・アウト。
ファビーニョが、ジョーダン・ヘンダーソンがセンターバックの役割を担うことに。

しかし、どうしても中盤の推進力が薄れ、ユルゲン・クロップ監督は、どこかのタイミングで方針を変えた。
ヘンドまで長期離脱になっていましたので、頼れるアンカーといえばファビーニョ1人。
そのファビーニョをセンターバックから解放しましたね。
結果的には、これが功を奏した。

センターバックに関しては、まだまだいろいろなことを学ばなければならないナット・フィリップスとリース・ウィリアムズが、全力を出して戦い、リバプールを3位に導きました。
額の傷は勲章のようにも思えます。

最終盤、リバプールの勢いを決定づけたのは、アリソンの劇的なゴールでしたね。
プレイヤー達も奮起せずにいられない。

これでもか!と見舞われる試練。
それでもリバプールは、3位の座をゲットした。
通常の年でのトップ4とは、重みが違うと私は思います。

最終戦で、しっかりと勝利し、レスター、チェルシーの勝ち点を上回り、リバプールは見事に3位でフィニッシュ!
あとは、ファン・ダイクを筆頭とした長期離脱者が、元気に帰って来てくれることを待つことになります。

普通なら、「もう無理だ」と諦めてしまうことでしょう。
しかし、リバプールは諦めなかった。
おそらく、ドレッシングルームで、トレーニング場で、ユルゲン・クロップ監督が、モチベーションが途切れないように導いたに違いありません。
地力、底力を見せましたね。
来シーズンが楽しみです。
苦しいシーズンでしたが、若手の成長というポジティブなこともありました。
より強いチームになるための試練の年だったと考えようと私は思います。
リバプールの新しいシーズンは、より高く飛翔するであろうことを信じて。

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