リバプールの夏。
まず、センターバックにイブラヒマ・コナテを加えたわけですが、メディア上で話題になっているのは、ジョルジニオ・ワイナルドゥムの代役をどうするか?という課題です。
ジニの稼働率はすさまじく、それは即ちユルゲン・クロップ監督が、いかにジニを信頼していたかの証左になると思います。
必然的に、リバプールの中盤における補強ターゲットとしては、実に多くの名前が浮上していますが、今回は、アトレティコ・マドリード所属、サウール・ニゲス(スペイン)について触れてみたいと思います。
数ある補強候補の1人として、時折話題になるプレイヤーですが、アトレティコの主軸として、チームをリーグ優勝に導くに、大きな貢献を果たしました。
いわゆる功労者だったわけですが、Mirrorが報じるところによれば、本人が希望するならば、アトレティコは、夏の移籍を容認するとのこと。
同誌は、「リバプールにグリーンライトが灯った」としています。
サウールですが、1994年11月21日生まれで、現在26歳。
アトレティコの中盤にとっては、欠かせない存在として重用されてきました。
幅広いエリアをカバーできるタイプで、利き足は左。
ミッドフィールダーですが、チーム事情によっては、左サイドバックでプレイをしたこともあります。
その左足は、強烈なシュートを放つものであり、よく言われる「ゴラッソ!」を数多く生み出すプレイヤーとして知られています。
シメオネ監督の指導を受け、ディフェンス力も強化されており、攻守ともに充実したタレントだと言っていいでしょう。
また、スペイン人らしく、テクニックに優れており、ドリブルも得意。
パスの正確さにも定評があります。
さらに言えば、サウールの良いところは、怪我が少ないところですね。
これは、とても大切な要素だと思います。
リバプールには、ナビ・ケイタという才能あふれるミッドフィールダーがいますが、どうしても怪我に泣かされている。
サウールの場合には、毎シーズンのようにアトレティコでリーグ30試合以上の出場を記録しており、大きな怪我を負わずに、ここまで来ています。
ジニもそうでしたが、怪我が少ない、怪我に強いというのは、プロにとって重要な要素かと思います。
もし、今回の報道が事実であれば、本人が希望をすれば、クラブとしては快く送り出す準備がある。
リバプールが、狙うか!ですね。
ミッドフィールダーに関しては、あまりに多くの補強候補が名を連ねており、その中からどう本命を探すか。
まだ、決定打といえる報道はなく、今しばらく情勢を見てみたいと思います。