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ブラジル代表の8選手は週末のプレミアリーグに出場できず


今、インターナショナル・ブレイク中ですが、どうにもやるせないニュースもありますね。
新型コロナウイルス対応に関わる話ですが、クラブ対代表という図式が表に出て来たようです。
BBCが報じるところによれば、ブラジル代表の8選手が、週末のプレミアリーグに出場できないとのこと。

プレミアリーグは、いわゆるレッド・リストに該当する国で開催される試合への代表選手派遣を拒否しましたが、ブラジル代表はFIFAの規定を用いて対抗措置を採って来たと。
感染症対策という意味では、国によって温度差があるのは事実だと思いますが、果たしてこのような対応が未来のために良いのか?は、考えさせられます。

BBCによれば、影響を受けるのはリバプール、マンチェスター・シティ、チェルシー、マンチェスター・ユナイテッド、リーズだとのこと。
前述したとおり、ブラジル代表はFIFAの規定を用いて、該当選手については、5日間の出場停止を要求したとされています。
その5日間ですが、具体的には9月10日(金)から9月14日(火)まで・・・。

よって、リバプールはリーズ戦でブラジル代表選手を起用することが出来なくなります。
誰が欠けても痛いですが、リバプールはナビ・ケイタが国内情勢の悪化により、リーズ戦に良いコンディションで臨めるか?が分からず、ポジションは違うもののハーヴェイ・エリオットも負傷。
ファビーニョが試合に出られないとすれば、中盤が厳しいですね。

仮に、ブラジル代表の選手達を派遣していた場合、今度は英国の規定により10日間の隔離期間を設けなければならず、それも痛かった。
要するに、感染症対策に関する考え方の違いもあるし、ここは小さなことは捨てて、歩み寄れる道はなかったのかとも思います。

非常に厳しい措置ですが、あえて言えばリバプールにとって救いなのは、チャンピオンズリーグのミラン戦が15日の水曜日に当たるため、そちらには出場をすることが出来ます。
火曜日にチャンピオンズリーグを戦う場合には、当該試合も出場停止になってしまうという二重苦となってしまいます。

また、ブラジル代表の措置として不思議なのは、エバートンのリシャルリソンに関しては、この措置を求めないとのこと。
例外をつくれば、さらにこじれるし、プレミアリーグの結束も乱れそうです。
今更言っても仕方ありませんが、リシャルリソンといえば、あのチアゴに放った危険タックルの当事者。
リバプールファンの神経を逆なでしそうです。
クラブと代表。
もっと共存するために、良い知恵はないものでしょうか。
考えさせられる出来事ではありました。

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