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6年前の今日 ユルゲン・クロップがリバプールへやって来た!

Jürgen Klopp


今から6年前の今日、2015年10月8日。
リバプールは、新しい指揮官を迎え入れました。
ドイツからやって来たユルゲン・クロップ監督。

当時を思い浮かべてみると、ブレンダン・ロジャーズ監督は良い指揮官ではあったものの、リバプールは表現し難い閉塞感に包まれていました。
何かアンフィールドに重たい空気が漂っているような感覚。
おそらくあの時、何かを変える必要があった。
私が推察するに、ブレンダン・ロジャーズ監督の心労も大きなものがあったのだろうと思います。

その空気を打ち破るにはヘビー・メタル!
僕はあまりヘビー・メタルを聴かないけれども。(たまには聴きますよ)

ユルゲン・クロップ監督といえば、ゲーゲン・プレスが代名詞。
当時、ジャーナリスト達は言ったものでした。
ゲーゲン・プレスをプレミアでやって1シーズンもつのか?と。

しかしユルゲン・クロップ監督は、ドルトムント時代とはひと味違うプレッシング・チームを構築していった。
このへんの柔軟性が成功の秘訣だったように思います。

また、閉塞感に包まれたレッズにユルゲン・クロップ監督が持ち込んだのはパッションだった。
選手とともに笑い、選手とともに泣き。
情熱で満ちあふれたハートの持ち主。

黄金時代を誇ったリバプールでしたが、苦しい時代が続きました。
あのスティーブン・ジェラード、ルイス・スアレスを擁しても、ヨーロッパリーグ出場権を競い合う位置にあったのは事実です。
そのレッズですが、ユルゲン・クロップ監督が来て以来、年々競争力を高め、2シーズン連続でのチャンピオンズリーグ決勝進出を果たしました。
そして勝ち取ったビッグイヤー。
実に、あのイスタンブールの奇跡以来の快挙となったものです。

ビッグイヤーを掲げた翌シーズン。
今度は、最大の目標だったプレミアリーグ優勝をユルゲン・クロップ監督はリバプールへともたらします。
イングランドのトップリーグとしては19回目の優勝ですが、プレミアリーグとなってからは初めての栄冠でした。

あれから6年。
ドイツから来たカリスマが、全力を傾けてリバプールを導くところ。
私は、それをしっかりと、この目で目撃したいと思っています。
ありがとうユルゲン。

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