コスタス・ツィミカスのことを書いてみたいと思います。
昨年の夏、リバプールへやってきたツィミカス。
アンディ・ロバートソンの控えの確保を必要としていたリバプールにとって、念願とも言える本職の左サイドバック獲得でした。
しかし、リバプールに加入はしたものの、ほとんど出場機会は訪れず、必然アンディ・ロバートソンのプレイ時間は増えて行きました。
ただ、この夏のプレシーズンからツィミカスは明らかな違いを見せていましたね。
私もプレシーズンマッチをすべて観ましたが、ツィミカスは実際良かったし、クロスの質が面白い!と、この場でも取り上げさせていただきました。
事実、今シーズンのリバプールはセットプレイからのゴールが多く、ツィミカスが蹴ったコーナーキックからの得点が目立っています。
シーズン冒頭からロボが怪我を負ったときもツィミカスが穴を埋めた。
このツィミカスですが、幼い頃からのレッズファンだったそうで、リバプールに加入できたことについて、「夢がかなった!」としています。
LFCでは、ツィミカスのインタビューが紹介されていますが、その中で印象的な言葉をちょっとだけ取り上げてみたいと思います。
私が幼い頃から家族はリバプールのすごいファンだったよ。
兄も父もそうさ。
彼等の夢までも叶えることが出来たのだから、私は二重の意味でハッピーだよ!
こちらは、LFCのInstagramです。
コスタスはレッズを愛し、ファンを愛し、ニックネームを愛す
以前も時折目にしたのですが、ツィミカスは’Greek Scouser’と呼ばれることが多いのですね。
単純に言えば、「ギリシャのスカウサー」。
リバプールのプレイヤーとして、これ以上の讃辞はないと思います。
かつてリバプールに在籍したコウチーニョが、ルーカス・レイバを称して、こう言っていました。
「ルーカスは、ブラジル生まれのスカウサーだよ!」と。
ツィミカスは、確実にリバプールファンに愛されているようです。
サポーターの声援と後押しで、長くリバプールで活躍するタレントになって行ってほしいですね。
あえて言えば、サイドバックの控えがリバプールの課題だとされてきましたが、左にはツィミカスがいるし、右もジョー・ゴメスがこなすことができる。
昨シーズンの大きな課題だった最終ラインは、確実に良い兆候が現れたようです。