23年前のことになります。
1998年11月29日。
地元リバプール出身のスカウサーが、リバプールでのデビューを果たしました。
スティーブン・ジェラード。
ブラックバーンとの試合でデビューを飾ったスティービーのフットボーラー人生は、まさにリバプールと共にあった。
彼は、ドラマを生める存在でしたね。
どれだけの感動をコップに与えたか。
長い歴史をもつリバプールにあって、最もファンから愛されたレジェンドだと言っていいでしょう。
その彼が、リバプールでの第一歩を踏み出した日。
ここぞ!というときに、必ず決めてくれる勝負強さ、メンタリティー。
もうダメか!と思ったときでも、ギリギリのときでも、スティービーは決めてくれた。
スティービーが生んだ奇跡達は、まさに劇的。
デビューをし、若い頃は、多少荒削りなところもありましたが、とにかくスケールが大きく、それもまた魅力になった。
若い頃のスティービーはといえば、私の記憶に刻まれているのは、右サイドから左サイドへ!
大きな展開を鋭いパス、大胆なパスで敢行していたこと。
とにかく、スティービーのキックは、弾道が圧巻でした!
弾丸ミドル、正確なパス、セットプレイの妙、俊敏な動き、激しいタックル、決して諦めないメンタリティー。
ここぞ!という時に決めきれる決定力。
リバプールに何度となくドラマをもたらしたスティービー。
イスタンブールは、その典型でした。
トップリーグタイトルこそ獲得は出来ませんでしたが、その名はリバプールのクラブ史に刻まれ、永遠の存在になった。
実際、プレミアリーグは獲れなかったものの、幾多の栄冠をリバプールへともたらしたキャプテン。
いつの日か、その忘れ物を取り戻しにアンフィールドへ帰って来ることでしょう。
スティーブン・ジェラード。
リバプールでの公式戦出場は710試合。
その間に決めたゴールは186。
記録以上に記憶に残り、さらに永遠となったレジェンドでした。
地元リバプールから、スティービーの後継者としてアームバンドを巻くプレイヤーが出て来ることを併せ祈ります。