レジェンド

巨星ボブ・ペイズリー生誕103年にあたり

Bob Paisley

リバプールのクラブ史を語るとき、決して忘れてはいけない人物がいます。
ボブ・ペイズリーも間違いなくその一人。
今日、1月23日は、リバプールに黄金時代をもたらした巨星ボブ・ペイズリー生誕の日にあたります。

思えば、ビル・シャンクリーがリバプールを2部からトップリーグへと引き上げ、その片腕として仕えたボブ・ペイズリーが最強リバプールを創った。
アンフィールドには、シャンクリーゲート、ペイズリーゲートがあり、今もなおコップ達から尊敬の念を受けています。

ボブ・ペイズリーが、リバプールにもたらしたものは、数字だけでは語り尽くせないものがありますが、たとえば残した数字、戦績だけを見ても、まさに圧巻です。
ボブ・ペイズリーが、監督としてリバプールを率いていたのは、1974-1983の9年間となります。
この9年間という歳月の中で、ボブ・ペイズリーは、リバプールに何と20ものトロフィーをもたらしています。
言うのは簡単ですが、9年間で20のタイトルとは、驚愕すべき戦績ですね。

■イングランドトップリーグ制覇:6回
■リーグカップ:3回
■ヨーロピアンカップ(現CL):3回
■UEFAカップ:1回
■UEFAスーパーカップ:1回
■チャリティー・シールド:6回

当時のリバプールが、どれほど強かったかを如実に示しています。
私もファンのはしくれとして、ボブ・ペイズリー時代のリバプールを憧れ心をもって見ていました。
偶然といえば偶然ですが、少年時代、ボブ・ペイズリーが率いるリバプールをスタジアムで観ることが出来たことも、この上ない幸福。
まさに至福でした。

幼かった私は、まだボブ・ペイズリーがどれほど凄い指揮官であるかなど、知る由もありませんでした。
勿体ないことをしたものです。

今のリバプールがあるのは、まさにボブ・ペイズリーが築いた歴史があったから。
そのことを今日この日にあたり、改めて思いを馳せてみたい気持ちです。
決して裕福とは言えない街に、誇りをもたらした真のレジェンドでした。

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