代表関係

ポーランドがロシアとの試合を拒否 レバンドフスキも決断を支持


カタールワールドカップ予選で、プレイオフを戦うことになっていたポーランドとロシア。
どう考えても、今の状況では冷静に試合を行うことは出来ないと思います。
そんな中、ポーランド代表は、ロシアとの試合を拒否する決断をくだしました。

これは、ポーランドのフットボール協会(PZPN)が声明を出したもので、「我々はロシアと試合をすることは出来ない」としています。
言うまでもなく、ロシア軍によるウクライナ侵攻に抗議するものです。

ポーランドという国は、その地理的な位置が、本当に微妙な場所にありますね。
ロシア(旧ソ連)及びドイツに近い位置にあり、かつての大戦時にも極めて悲惨な状況に巻き込まれていました。

ウクライナの首脳は、ポーランドに移っているとも聞きますし、この状況でポーランドとロシアが試合をすれば、エスカレートを通り越して、フットボールがスポーツではなくなってしまう危惧さえあります。

今回、PZPNが発表した決断についてですが、バイエルン・ミュンヘンの絶対的エースであり、ポーランド代表の顔、ロベルト・レバンドフスキも全面的に支持する意思をはっきりと表明しています。

「私は、ロシアの代表チームと試合をすることが想像できない」と、レバンドフスキは言います。
ウクライナへの侵攻が続く限り、それは変わらないと。

ウクライナ情勢については、様々なニュースが飛び交っていますが、首都キエフにもロシア軍は攻撃を加えており、陥落間近とさえ報じられています。
一国の首都を包囲し、武力、いや兵力によって否応なしに攻撃をするということ。
これは、決して容認できることではありません。

私は、ポーランド代表の決断を支持します。
その上で、FIFAにあってもポーランドをはじめとする国々の情勢を鑑み、適切な措置を素早く講じることを望みます。
なお、チャンピオンズリーグ決勝の舞台になるのはロシアの予定でしたが、それは既にフランス・パリに変更となっていました。

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