国内カップ戦 試合日程・結果

リバプールがチェルシーとのPK戦を制しカラバオカップ制覇!


先ほど、ウェンブリーを舞台としたカラバオカップ決勝、リバプール対チェルシー戦が終了しました。
試合は90分間を0-0で終え延長戦へ。
延長戦でも両チーム得点なく、120分間を0-0で終えました。

決着はPK戦へ!
PK戦も両チームともに譲らず、どちらも失敗がなくキッカーは11人目!
即ち、ゴールキーパー同士の対決となりました。

ユルゲン・クロップ監督がファイナルの場所を託したカオイムヒン・ケレハーが見事にPKを成功!
一方、PK要員として送り込まれたケパがふかしてしまい失敗。
これで決着がつき、リバプールがカラバオカップ優勝を果たしました!
おめでとうレッズ!
ありがとうレッズ!

ウェンブリーからの中継が届いた際、まず目に飛び込んで来たのはチアゴの涙でした。
アリソンが隣で慰める姿。
スタメンとして発表されていたチアゴでしたが、ウオーミングアップ中に怪我をしたとのことで、急きょスタメンはナビ・ケイタに代わっていました。
ナビ・ケイタがスタメンに回った分の控えにはハーヴェイ・エリオットが。

ただ、優勝が決まったとき、チアゴには満面の笑みが。
幾多の栄光を勝ち取って来たチアゴですが、やはりタイトルがかかった試合にかける思いが強かったのですね。

120分の戦い、そしてPK戦。
プレイヤー達は全力を尽くしました。
その疲れもタイトル獲得で吹き飛んだことでしょう。

5人の交代枠をすべて使い、総力戦で戦ったリバプール。
一方のチェルシーは、PK戦に備えて延長終了前にゴールキーパーを交代させていました。
結果的には、これが勝敗を分けた。

PK戦に備え、ゴールキーパーを代える策を採ったチェルシーに対し、ユルゲン・クロップ監督は、スタートからPK戦に至るまで、カオイムヒン・ケレハーに試合を委ねていましたね。
カオイムヒン・ケレハーもその期待に応えた。
彼が蹴ったPKが優勝を導くものになったわけで、しっかりと力のこもったキックを決めていたと思います。

PK戦に臨む前、アドリアンがカオイムヒン・ケレハーを抱きしめて声をかけていたのも印象的だったし、優勝が決まったとき、アリソンが祝福していた姿も素晴らしかった。
カオイムヒン・ケレハーにとって、大きな大きな経験になりましたね。

タイトルがかかった決勝戦ですので、結果がすべてですが、試合を振り返ってみると、リバプールには絶好機もあったしピンチもあった。
ただ、最もリバプールファンにとってショッキングだったのは、67分に決まったかに見えたジョエル・マティプのゴールが、VAR介入で取り消されたことだと思います。
クロスがボックスに入って来たとき、ファン・ダイクの躯、その一部が少し出ていた。
そういう理由の判定だったと思います。

セットプレイを獲得したリバプールは、トレント・アレクサンダー=アーノルドがゴール前にふわりとしたボールを蹴り込みます。
それをサディオ・マネがヘッドで落とし、バウンドさせたボールをジョエル・マティプがヘッドで天井ぶち抜き!というファンタスティックなものでしたが、まさか取り消しとは・・・。
たしかに機械的に判定をすればオフサイドなのかもしれませんが、フットボールの醍醐味が・・・と、私は思ってしまった次第です。
きっと、私はリバプールファンなので、そういう目で見てしまうからかもしれません。

それがあったので、これで負けては・・・と思っていたところ延長の末、PK戦に。
繰り返しになりますが、リバプールは11人全員が成功。
チェルシーは11人目が失敗。
決着がつきました。

全員が成功させるとは!凄いことだと思いますが、コップがいるスタンドに向けて打てたことも大きかったですね。
その11人をキックをした順に名を刻みたいと思います。

1 ジェイムズ・ミルナー
2 ファビーニョ
3 ファン・ダイク
4 トレント・アレクサンダー=アーノルド
5 モハメド・サラー
6 ディオゴ・ジョタ
7 ディボック・オリギ
8 アンディ・ロバートソン
9 ハーヴェイ・エリオット
10イブラヒマ・コナテ
11カオイムヒン・ケレハー

タイトルを獲るということ。
そのメンタリティーを失わないこと。
努力が報われること。
プレイヤー達にとって、勿論ファンにとっても至福の時。
この余韻に浸っていたい自分がいます。

カオイムヒン・ケレハーを信じて使い切ったユルゲン・クロップ監督。
そこに勝利の女神が微笑んだようです。

結びになりますが、リバプールは5人の選手交代枠を使っていますので、それをご紹介して、この稿を閉じたいと思います。
リバプール!優勝!タイトル獲得です!
4冠を狙おう!

■79分:ジョーダン・ヘンダーソン→ハーヴェイ・エリオット
■79分:ナビ・ケイタ→ジェイムズ・ミルナー
■79分:サディオ・マネ→ディオゴ・ジョタ
■91分:ジョエル・マティプ→イブラヒマ・コナテ
■97分:ルイス・ディアス→ディボック・オリギ

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