この夏で、リバプールとの契約が終了するグレン・ジョンソンですが、現時点でもクラブからの延長オファーはないようです。
ということは、移籍(放出)確定と考えてよさそうです。
ジョンソンに関しては、セリエAのクラブが以前から関心を示していると報じられていますが、プレミア内での移籍もあり得る・・・という報道は、かねてからありました。
ここへ来て、具体的な名前があがっているのが、クリスタル・パレス。
中堅クラブとすれば、イングランド代表も務めたサイドバックがフリー・トランスファーで取れるなら、結構美味しい話だと思います。
ここまでの様々な動きを総合的に考慮すれば、グレン・ジョンソンが残留する可能性は、限りなくゼロに近いし、ジョン・フラナガンも復帰の目処が立たないとなれば、やはりサイドバック獲得に動いているのは、間違いない・・・と考えてよさそうです。
一時期、スリーバックを採用して、それなりの結果を出したリバプールでしたが、相手チームに研究されたこともあるのか?その弱みを突かれるケースが増えてきたように感じます。
また、どうしても、中へ中へという動きが多いため、ダイナミックに両サイドから攻め上がり、相手のディフェンスラインを崩すという展開が少ないような印象も受けます。
まったくの私見ですが、来シーズンに関しては、基本的には4バックに戻すのではないか?と、考えております。
その際、ぜひ望みたいのは、ユーティリティーに起用できるプレイヤーがいるからといって、便利に使い回すのではなく、やはりそれぞれのポジションの本職を起用してほしい。
今シーズン、苦しんだ理由の一つとしては、ディフェンスからトップにかけて、すべてのポジションで、各プレイヤーが担当するポジションが固定できなかったことがある・・・と、考えています。
長く、リバプールで活躍したグレン・ジョンソンも去るということになれば、また新たな顔ぶれで、チームを構成するという作業が待っています。
チャンピオンになったチェルシーほど極端ではなくてもいいとは思いますが、やはり、ここぞ!というときのファーストチョイスを決めてほしい。
そう願わずにいられません。
グレン・ジョンソンに同情する部分があるとすれば、本職の右サイドバックでの出番が非常に少なかったということでしょうか。
スリーバックの採用、左サイドバックの手薄感・・・。
ちょっと、ジョンソンにとっては、負のサイクルに入っていた感があります。
まだ、もちろん決定ではありませんが、おそらくはジョンソンの姿を見られるのも、あと僅か。
もし、出場機会があったなら、いいイメージで、リバプールを後にしてほしいですね。