移籍関係 プレイヤー

ベン・デイヴィスの移籍でリバプールとレンジャーズが合意へ

Ben Davies


フットボール界における夏といえば、新しい仲間との出会いがあると同時に、新天地へと去って行くプレイヤーも出て来ます。
リバプールの放出関連ですと、センターバックのベン・デイヴィスについては、レンジャーズへの移籍がほぼ決まった模様。
BBCなどが伝えています。

同誌によれば、この移籍でリバプールに入って来るマネーは£4mだとされており、£3mに£1mのアドオンを加えたものだそうです。
ベン・デイヴィスといえば、思い出すのは、リバプールがセンターバックの危機に見舞われた時期のこと。
あのときは、本当に信じられないほどに主力のセンターバックが次々と倒れて行きました。

そんな折り、リバプールはどうしてもセンターバックを補強する必要性に迫られ、そのときにプレストンから獲得したのがベン・デイヴィスでしたね。
2021年2月のことでした。
結果的に、リバプールのファーストチームでプレイをすることはありませんでしたが、あの時は、とにかくセンターバックが出来るプレイヤーを急いで連れて来る必要があったことは事実です。

あのシーズンは、本当に悪夢のようなものでした。
エバートンに所属するピックフォードがファン・ダイクに重傷を負わせ、それだけでも大きな痛手なのに、ジョエル・マティプやジョー・ゴメス等も長期離脱。
そんな状況でもプレミアリーグで3位につけたことは、ある意味快挙だと私は思っています。

その背景には、ナット・フィリップス、リース・ウィリアムズといった若手の奮起があり、ローンで来ていたオザン・カバクもがんばってくれました。
彼等が活躍をしたことにより、どうしてもベン・デイヴィスには出番が巡って来ませんでしたね。

それでもベン・デイヴィスには、いくつかの引き合いが来ていたそうです。
BBCによれば、ブラックバーンとミドルズブラがベン・デイヴィスに興味を示しており、バーンリーとストークは、ローンでの獲得を模索していたとされています。
レンジャーズに決まったであろう背景ですが、レンジャーズは主力のセンターバックを放出する方向であり、その代役としてベン・デイヴィスには出番がまわって来ると見られているようです。
近年におけるリバプールで、最も厳しかった時期に赤いシャツを着たベン・デイヴィス。
彼の幸運を祈ります。

-移籍関係, プレイヤー
-