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4年前の今日 アリソンがリバプールの一員となった日にあたり

Alisson Becker

4年前の今日、2018年7月19日のこと、アリソンが正式にリバプールのメンバーとなりました。
ローマからの移籍であり、リバプールにとっては念願とも言えるワールドクラスのゴールキーパー獲得。
アリソンの加入により、リバプールはビッグタイトルを常に狙えるクラブになったと言ってもいいと思います。

一時期のリバプールは、こうも言われたものでした。
攻撃陣は素晴らしいが、ディフェンスが弱いと。
特に、批判の矛先は、センターバックとゴールキーパーに向いていました。

そのリバプールですが、ユルゲン・クロップ監督は妥協をした補強はせずに我慢もし、センターバックには満を持してファン・ダイクを招聘。
続いて、ゴールキーパーにアリソンを連れて来ることに成功しています。
この2つの補強が、リバプールを世界屈指の強豪チームへと押し上げた。

ブレンダン・ロジャーズ体制が求心力を失った中で、新指揮官に就任したのがユルゲン・クロップ。
ユルゲン・クロップ監督は、徐々にレッズの競争力を高め、ロベルト・フィルミーノを覚醒させ、サディオ・マネ、モハメド・サラーと攻撃陣を充実させて行きます。
また、若いトレント・アレクサンダー=アーノルドを重用し、左のアンディ・ロバートソンとともに、世界屈指の両サイドバックを構築するに至ります。

しかし、何かが足りなかった。
それは明らかにディフェンス力だったと思うのですが、ユルゲン・クロップ監督が用意したアンサーが、ファン・ダイクとアリソンの獲得でした。

アリソンがリバプールへやって来ると、まずチャンピオンズリーグで優勝。
翌年には、リバプールを初のプレミア王者へと導いています。
まさに、優勝請負人。

アリソンのリバプール入りが決まった際、ユルゲン・クロップ監督が、どんなことを言っていたか。
それは、この場でもご紹介をしましたので、今一度、振り返ってみたいと思います。

Jürgen Klopp
ここ最近の数週間において、世界で最も素晴らしいゴールキーパーの一人を連れてくる機会が訪れた。
長くは考えなかったよ。
正直に言えばね。
すべきことはといえば、少しオーナーと話をすることだった。
彼等は、とても興奮していたよ。
そして、私達はそれをやった。
そうすべきだと、私は思ったんだ。
彼は、金額に替えられない。
私達は、価格のことについては、何もすることはできないからね。
これはマーケットだからだ。
ゴールキーパーの価値を示すことにはなるだろうね。
それは勿論だ。
今後、数週間のうちには、多くのことが起こることだろう。
それはそれとして、私達は、彼をここへ連れて来ることが出来て、本当にハッピーだよ。
彼の英語は、驚くほどに上手いね。
それに彼は、素晴らしい人格者だ。
ここ数年で、彼は多くの経験を積んできた。
ヨーロッパで、ローマで、彼は傑出したハイ・レベルなプレイを見せたし、ワールドカップでもそうだったね。
ブラジルにとっては、ラッキーではなかったが、彼はワールドカップで本当によくやっていたよ。
実に良い時になった。

ここまでアリソンは、リバプールのプレイヤーとして公式戦に184試合の出場を記録しています。
決めたゴール数は1。
このゴール1は、光輝いていますね。
劇的過ぎるゴールでした。
アリソンが決めたヘッダーにより、センターバックのクライシスで苦しんでいたリバプールは、プレミアリーグのトップ4フィニッシュに大きく前進をした。
ドラマさえも生めるゴールキーパー。
私は言いたいと思います。
リバプールには、世界最高のゴールキーパーがいるんだよ!と。

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