移籍にまつわる噂というものは、季節を問わず湧き出て来るものですが、今は移籍市場の窓が開いており、各種メディアも様々な情報を発信していますね。
リバプールの地元誌エコーはといえば、誰かを獲得するというゴシップが出ると、多くの場合「そういう事実はないと理解している」と否定するパターンが多いのも事実。
ただ、そんなエコーもここへ来てトーンが若干変わっていることに気づきます。
たとえば、ある記事を伝える冒頭で、エコーはこんなことを唱えています。
「リバプールが新たなミッドフィールダーを必要としているという意見を持たない人は、いまや少数であろう」と。
そのエコーですが、このところ連日のようにピックアップしている名前があります。
それは、ブライトン所属の若手MF、モイセス・カイセド(エクアドル)です。
モイセス・カイセドは、2001年11月2日生まれで、現在20歳という若さ。
まだ、プレミアリーグでの出場数が多いというわけではありませんが、今シーズンはブライトンの主力となっており、注目度が高まっているタレントです。
若いとはいえ、ボール奪取能力に優れ、ディフェンシブ・ミッドフィールダーの役割をこなせることが大きいですね。
目下、売り出し中の若者だと言っていいと思います。
このモイセス・カイセドについては、前述したように、エコーが連日取り上げており、リバプールの補強ターゲットだと目されているとしています。
ただ、ブライトンは今夏、複数の主力を抜かれており、手放すか?という問題はありますが。
さて、モイセス・カイセドについてですが、彼の母国であるエクアドルのメディアが報じるところによれば、リバプールが緊急オファーに動くとのこと。
マンチェスター・ユナイテッドが、彼の獲得に意欲を示していたものの、誰あろうモイセス・カイセド本人が、オールドトラフォードではプレイがしたくないという思いを持っているとも報じられています。
粋ですね。
そういった記事を紹介しながらエコーは、こうも加えます。
「レッズの中盤は、その限界が昨晩露呈しており、この話は、今週注意深く見る必要があるだろう」と。
今、リバプールが苦しい状況であることは、ベンチ入りをしているメンバーを見れば分かります。
若手にチャンスを与えることは重要ですが、実際には起用しないであろうアカデミー籍の選手をベンチに据えている。
それだけタレントの数が足りていないということですね。
ポジティブな意味での若手の重用にはなっていません。
負傷者が復帰する日を待つという考えを持ちつつ、現状をどう打破するか。
リバプールの中盤は、経験が豊富な選手が多い一方で、どうしても年齢的な部分では課題も生じて来ています。
20歳という期待の星を獲りに行くのか。
見守ってみたいと思います。