先ほど、チャンピオンズリーグ、グループステージの初戦、ナポリ対リバプール戦が終了しました。
試合は、4-1のスコアでホームのナポリが勝利しています。
まず先に書いておくと、今日見せたナポリのパフォーマンスは素晴らしかったと思います。
リバプールにとっては、さすがに4失点は痛いですね。
チャンピオンズリーグのグループステージは、まだ5試合残っていますので、挽回は可能。
ナポリにはアンフィールドで勝てばいい。
とはいえ、今日の試合内容が、選手達の気持ちを削ぐことにならなければよいのですが。
リバプールがアウェイでナポリと戦うにあたり、私は何度となく先制点は許したくないと書き続けて来ました。
しかし、現実は残酷で、先制点を許さないどころか、立て続けに失点。
開始5分の段階でPKを与えたところから、さらに歯車が狂って行きましたね。
▲5分:失点(PK)
▲31分:失点
▲44分:失点
▲47分:失点
■49分:ルイス・ディアス
ファーストハーフだけで3-0。
しかも、アリソンがPKストップをしたシーンもありましたので、得点経過的にはワンサイドゲームでした。
反撃に転じるはずのセカンドハーフも立ち上がり早々に追加点を許し。
リバプールにとっては、最悪と言ってもいい流れになってしまいました。
そんな中、私が讃えたいのはルイス・ディアスのメンタリティーです。
4-0という状況の中、ルイス・ディアスは、個の力で一矢を報いています。
左から中へと入り、右足でファーを狙ったシュート。
ルイス・ディアスお得意の形でした。
その他のシーンでもルイス・ディアスは戦っていたし、彼のファイティング・スピリットには拍手を送りたいと思います。
また、こういう試合ですので、リバプールの良かった点をあえてあげれば、途中から入ったチアゴは、やはり良いですね。
レベルの差を見せつけた感がいたします。
まだ復帰戦ですので、今後長い時間でのプレイが可能になれば、リバプールのアクセントになることでしょう。
90分間を通じて、ナポリの寄せが速くて厳しく、リバプールが展開しようとするボールが、ことごとくナポリの選手に当たっている印象はありました。
両チームのコンディションの差が如実に表れていたような。
試合序盤から劣勢を強いられたリバプールですが、選手交代も駆使して戦況打開は試みました。
まず、ハーフタイムをはさんでセンターバックを交代。
ジョー・ゴメスをベンチに下げて、ジョエル・マティプを投入しています。
ファーストハーフのジョー・ゴメスのパフォーマンスを見たとき、今日はちょっと厳しかったかなと思ったし、ユルゲン・クロップ監督もたまらず代えたということでしょうか。
リバプールは、さらに62分の段階で3枚代えを敢行します。
ロベルト・フィルミーノ、ジェイムズ・ミルナー、モハメド・サラーを下げた上で、ダルウィン・ヌニェス、チアゴ、ディオゴ・ジョタを投入。
ディオゴ・ジョタに関しては、まだ仕合勘という意味で、完全には取り戻せていない印象はありました。
その後、リバプールは77分の段階で、ハーヴェイ・エリオットに代えてアルトゥールをピッチに送り出しています。
アルトゥールにとってはリバプールデビュー。
アルトゥールがピッチに入った段階では、既に4-1のスコアでしたので、難しい状況でのプレイにはなったと思います。
前述もしましたが、チャンピオンズリーグのグループステージという意味では、まだ5試合が残っています。
私が心配をするのは、週末のウルブス戦に、今回のダメージを持ち越さないか?という部分です。
特にメンタル面ですね。
いかに切り替えて臨めるかが問われていると思います。
また、チャンピオンズリーグでいえば、次の対戦相手はアヤックスです。
アヤックスはレンジャーズに勝利しており、万が一リバプールがアヤックスに負ければ、アヤックスは2戦2勝になってしまいます。
もう、アヤックス戦は必勝体制で行かなければいけません。
何か、打開策を見出したいですね。
ナポリ戦に関して言えば、内容も含めて完敗でした。
気持ちがいいほどに。
アンフィールドで戦うときには、絶対に勝つ!
そんな意気込みを選手達には忘れてほしくありません。
下を向かずに行きたいですね。