プレイヤー

膝の重症以降における自分の過ちを率直に認めたファン・ダイク


アンフィールドで開催されたウルブス戦では、クリーンシートに貢献をするとともに、ヘッドで先制ゴールを決めたファン・ダイク。
改めて、リバプールというチームの重鎮であることを示した形になりました。
そのファン・ダイクですが、ウルブス戦の後にインタビューに応えており、自身が負った膝の重症以降のことなどについて語ったそうです。

今シーズンは調子が悪く、リバプールが批判をされていること。
ファン・ダイクのパフォーマンスが落ちていると厳しい意見に晒されたこと。
それらをファン・ダイクはしっかりと認識した上で、膝に重症を負って以降に自分がやって来たことについて、自戒とも言えるコメントをしています。
膝の重症とは、エバートン戦でピックフォードに危険なチャレンジをされて、全十字靱帯を痛めたことですね。
ファン・ダイクですが、膝の重症から復帰した翌シーズンのプレミアリーグでは、実に全試合にスタメン出場をしています。
私の記憶が正しければ、全試合出場で、すべてフルタイムだったと思います。
ファン・ダイクとすれば、とにかくプレイがしたいんだ!という思いが強かったそうですが、あまりにも無理をし過ぎて来たことを認めたそうです。
さらに、クラブレベルだけではなく、オランダ代表のキャプテンとしてワールドカップでプレイをする際、あまりに急ぎ過ぎて休養を取らなかったことを今となっては悔いてもいる気持ちを明かしていました。

Virgil van Dijk
膝の怪我から戻って来て、私はプレミアリーグの全試合に出場した。
そこにいたかったからだよ。
しかし、私が辿り着いたことは、あまりに沢山の試合に出場し過ぎたことだった。
試合がある日には、プレイがしかたったし、私は出来る限りのことをしようとしたよ。
プレイがしたいし、このフットボールクラブの役に立ちたいんだ。
なぜならば、私はこのクラブを愛しているし、このクラブで成功をするために、毎日努力しているからさ。
しかし、残念なことに、私の体はロボットではないということに辿り着いたんだ。
私達は皆、戻って来ることは出来るが、この種の怪我を負った選手にとって、最高のレベルでプレイをすることは非常に困難なんだよ。
だからこそ私は、皆が期待するような最高のレベルに到達できるように努力が出来るし、それは恵まれたことだよね。
そんな自分自身にも期待しているよ。

ファン・ダイクが重症を負って以来、どんな気持ちで過ごして来たか。
復帰早々、プレミアリーグで全試合に出場をしたことが、実は負荷になっていた。
しかし、それでもプレイをしようとしたのは、リバプールを愛しているから。

医療の専門家が、ファン・ダイクが大怪我を負った際、完全に回復するには相当長い時間がかかるとの見解を述べていたことを思い出します。
ファン・ダイクが、プレミアリーグでフル出場をしたシーズンのこと、リバプールファンの中には、「ファン・ダイクにも休養を与えた方がいい」という声があったことを私は認識しています。
そのためには、安心してファン・ダイクをオフに出来るセンターバックが必要ですね。
ピックフォードにやられた怪我は、今もなおファン・ダイクを痛めている。
しかし、ファン・ダイク本人が、みんなが望むようなレベルに達することが出来るようにがんばるし、そんな自分自身に期待をしているという言葉からは、強い意思を感じます。
完全なコンディションにファン・ダイクが戻れるように、ぜひコーチングスタッフ、メディカルチームも全力を尽くしてほしいですね。
リバプールの宝と言ってもいい中心人物なのですから。
私は、そんなファン・ダイクを応援します。

-プレイヤー
-