先ほど、アンフィールドで開催されたプレミアリーグ第34節、リバプール対トッテナム戦が終了しました。
リバプールの圧勝かと思いきや、白熱した展開となり、90分を過ぎたとき、最悪の結末になるかと思われました。
しかし、ドラマが90+4分に生まれ、リバプールが4-3のスコアで勝利を手にしています。
まず、得点経過については、次のとおりです。
■3分:カーティス・ジョーンズ
■5分:ルイス・ディアス
■15分:モハメド・サラー(PK)
▲40分:失点
▲77分:失点
▲90+3分:失点
■90+4分:ディオゴ・ジョタ
リバプールとしてみれば、早い時間帯で、ぽんぽんぽんと点が来すぎましたかね。
急ぎ必要がなくなり、徐々にトッテナムに攻撃を許すような展開になって行きました。
それはそれとして、次への改善点として、とにかく勝ち点3こそがすべてだと思います。
リバプールの先制ゴールですが、トレント・アレクサンダー=アーノルドのパスから生まれたものです。
カーティス・ジョーンズが、落ち着いて左足で決めています。
試合序盤、スカウサーからスカウサーへのホットラインでした。
その直後、今度は負傷から復帰後初スタメンとなったルイス・ディアスが決めています。
右のタッチライン際で、コーディ・ガクポがよくがんばりクロスへ持って行ったところ、ルイス・ディアスがゴール前に入って来て決めたものです。
これは、スローで見るとよく分かるのですが、かなり難しいシュートだったと思いますが、ルイス・ディアスはよく決めましたね。
テクニックは勿論、執念を感じさせるゴールでした。
さらにリバプールは、14分の段階に、コーディ・ガクポがボックス内で倒されPK。
今日はキッカーを代えてくるか?と思いきや、モハメド・サラーが担当し、ゴール中央に決めました。
モーは、2度続けてPKを失敗していましたので、蹴る勇気は凄いものだと思うし、蹴らせる決断も勇気のいることだったと思います。
3点をリードしたリバプールでしたが、トッテナムに追いつかれ、しかも90+3分の段階で一番決めてほしくない人に決められたもので、何てこった!という気持ちにもなりましたが、歓喜するトッテナムにバケツで水を浴びせるように、その直後ディオゴ・ジョタが決勝ゴールを決めています。
あの試合展開の中、ディオゴ・ジョタがシュートに持って行く一連の動きは、落ち着き払ったものでした。
アリソンの長いキックをトッテナムが戻そうとしたところをディオゴ・ジョタが狙っており、ボールを奪ってしまいます。
ディオゴ・ジョタは、ゴールキーパーの立ち位置を確認しながら、落ち着いて左足でシュート!
決勝ゴールが生まれた瞬間でした。
率直に書くと、3-0になった段階で、私は今日のプレイヤー・オブ・ザ・マッチはモーかなと思っていました。
点を取ったこともありますが、ディフェンス面での貢献度も高かったからです。
しかし、途中出場のディオゴ・ジョタがやってのけた大仕事がありますので、ディオゴ・ジョタに一票を投じたいと思います。
よくぞ決めてくれました。
これでリバプールは、勝ち点、順位でもトッテナムを上回ったことになります。
それはそれ、歓びに浸った後は、すぐに次の試合に集中ですね。
試合終盤には、難しいゲームになりましたが、ディオゴ・ジョタがドラマを生みました。
勝利したリバプールですが、不安材料があるとすれば、ユルゲン・クロップがハムストリングを痛めたことでしょうか・・・。
おそらく、次の試合には問題なく、出て来られると思いますが。
気持ちはよく分かります。
蛇足になってしまいますが、個人的に気になったのは、ルイス・ディアスが特にですが、結構倒されるシーンがあったと思います。
危険なプレイもあった中、ファールの判定にならなかったことが気になったところです。
ちょっとファールの基準、カードの基準が分かりませんでしたね。
ただ、いろいろなことが起こった試合ですが、結果的にリバプールが劇的勝利をおさめた。
それが何よりです。
今のリバプールに必要なのは、勝ち点3を取り続けることですから。
レッズですが、この試合では4枚の交代カードを切っています。
そちらをご紹介して、この稿を閉じたいと思います。
■63分:ハーヴェイ・エリオット→ジョーダン・ヘンダーソン
■63分:ルイス・ディアス→ディオゴ・ジョタ
■73分:コーディ・ガクポ→ダルウィン・ヌニェス
■86分:カーティス・ジョーンズ→ジェイムズ・ミルナー