レジェンド

ボビーとの10日間 リバプールのレジェンド

Roberto Firmino


本年6月末をもってリバプールから旅立つことを明らかにしたロベルト・フィルミーノですが、私は多少のセンチメンタリズムを込めて「ボビーとの11週間」というものを書いて来ました。
LFCのオフィシャル・ウェブですが、メンバー表のページが過日リニューアルされたことをご存知でしょうか?
新しくなったホームページにも、リバプールの9番、ロベルト・フィルミーノの名前があります。

個人的な感傷ですが、ボビーの名前がLFCのページから消えるまであと10日だと思うと切なくなります。
ただ、新しい船出を祝い、拍手で送ることが1ファンとしての自分の努めだとも思っています。

ユルゲン・クロップ監督に新しい役割を任され覚醒したボビー。
リバプールは、幾多のタイトルを獲得するに至りますが、その中心は常にボビーだったように思います。
ユルゲン・クロップがリバプールに落とし込もうとした戦術を実現するためには、ボビーはどうしても必要不可欠だった。

言うまでもなく、ボビーはアタッカーですが、ファースト・ディフェンダーとしての仕事も献身的にやってくれました。
後方まで下がることもあれば、高い位置でのプレスもあり。
また、相手ゴールキーパーがボールを持ったときには、ポジショニングを工夫していて、持たせたくない相手にボールがいかないようにブロックをしていましたね。

6月も残り10日間となりました。
ボビーの代理人が過日言っていたことを思い出します。
それは、ボビーはリバプールでの仕事が終わるまで、次のチームを見つけることはしたくないと言っている・・・というものでした。
今、まだボビーの新天地は決まっていませんから、代理人の言葉は本当だったのでしょう。
新しいタイプの9番は、クラブ史に名を刻み、レジェンドと呼ばれるにふさわしい存在だと私は確信しています。

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