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3年前の今日 チアゴがリバプールの一員になった日

Thiago Alcantara

マエストロ、私はチアゴ・アルカンタラをそう呼んでいます。
ピッチ上のアーティストという言葉も浮かびます。
チアゴのプレイは華麗であり、それでいてハードなマンマークに行く姿も印象深いですね。

3年前の今日、2020年9月18日は、チアゴのリバプール入りが決まった日に当たります。
バイエルンからの加入でした。
当時、チアゴのリバプール入りには多くの反響があり、ルーニーは「チアゴがリバプールへ行ったら最悪だ!」という趣旨のことを述べていました。
また、印象深かったのは、当時エバートンの監督を務めていたカルロ・アンチェロッティのコメントでした。

Carlo Ancelotti
悲しいよ、心が砕けそうだ。
チアゴは友人でね。
彼は、素晴らしいプレイヤー、素晴らしいミッドフィールダーだ。
私は、そのキャリアでトッププレイヤーと一緒になる機会を得たが、まさしくチアゴもその一人だよ。
この契約で、唯一良いことなのは、彼が隣人になったことだね。
彼は、選ぶチームを間違えたと思うがね。
赤いチームではなく、青いチームを選ぶことも彼には出来たんだよ。
ジョークだ。
彼は、ファンタスティックなプレイヤーであり、私の友人だ。
ユルゲンは、ハッピーになるだろうね。

昨シーズンの後半に負傷離脱し、結果的に手術に踏み切ったチアゴは、まだ今シーズンのメンバー入りを果たしていません。
チアゴに課題があるとすれば、極力怪我を少なくすることかと思いますが、今シーズンについては、ここまでアレクシス・マクアリスターとドミニク・ソボスライの稼働率が高く、結果も出ていますので、復帰を急がせる必要はありませんね。
また、チアゴがプレイできるようになった際にも、上手くインターバルを取ってあげることで、フィジカルへの負荷も軽減できるだろうと思います。

ボールを受けただけで、「あっ!チアゴだ!」と分かるほどにボールタッチに秀でたタレントですから、最大限にチアゴの才能を活かせるシーズンにしたいですね。
チアゴ自身もリバプールでタイトルを獲りたいだろうし、それが今シーズンに達成されることを心から願います。
リバプールのミッドフィールダー陣は若返り、30歳代といえばチアゴと遠藤航のみです。
ベテランが持つ経験値をぜひチームに注入してほしいと思います。

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