トッテナム対リバプール戦では、どうにも取り返しのつかない誤審があったわけですが、その際にクローズアップをされたのがPGMOLの存在でした。
この団体を日本的に言えばプロ審判協会でしょうか。
プロフェッショナル・ゲーム・マッチ・オフィシャルズ・リミテッドのチーフを務めているのが、かつてプレミアリーグで笛を吹いていたハワード・ウェブです。
このハワード・ウェブが発言したことが、リバプールファンの憤りに油を注いだようです。
リバプールの地元誌エコーが伝えています。
これは、ハワード・ウェブがMic'd Up Showにおいてマイケル・オーウェンと話をしていたときに出て来た言葉だと・・・。
話題は、アーセナル対マンチェスター・シティ戦におけるジャッジに関することでした。
一見、リバプールとは関係がなさそうなのですが、アーセナル対マンチェスター・シティ戦において、なぜにマイケル・オリバーはマテオ・コバチッチに2枚目のイエローカードを出さなかったのか?についての話だったとのこと。
この件についてハワード・ウェブは、次のような発言をしたそうです。
「私達のレフリーは世界最高のレフリーの1人であり、何かに過剰反応してゲームにネガティブな影響を与えたくないと考えているんだ。プレイヤーがイエローカードを受けたらプレッシャーになることもあるからね」
要するにハワード・ウェブは、イエローカードを出すことで過剰反応が生まれ、試合に悪影響を与えるからという理由をあげたそうなのです。
するとリバプールファンの間では、ではディオゴ・ジョタのレッドは何なのだ!という意見が出ているとのこと。
同じ番組の中でハワード・ウェブは、レフリーには一貫性が必要だと述べており、リバプールファンからすれば、まったく一貫性がないと見えてしまっても仕方がないと思います。
トッテナム対リバプール戦が残した傷は浅いものではありません。
しかしながら、リバプールのメンバー達は次へ向かって前進して行く。
プレイヤー達には試合に集中してもらいつつ、ピッチに立たない人々は、おかしいものはおかしいと声をあげて行くことも大切ですね。
プレミアリーグには、世界各国から一流のスター達が集まっています。
スピードも圧倒的で、強度も高い。
これをジャッジするのですから、それこそレフリーも一流であるべきだと思うのですが、現状においてハワード・ウェブが「世界最高水準」だと本当に思っているならば、何やら先々への灯が見えて来そうにはありません。