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遠藤航が語ったマクアリスターのこと、サラーのこと

Wataru Endo

長い歴史をもつリバプールにあって、2人目の日本人プレイヤーとなったのが遠藤航選手ですが、中盤には良い人材が揃っており、誰も競争のアクセルを緩めることはないといった趣旨のことを述べたとLFCが報じています。
しかし、我々はチームメイトであり、スタメンで出るか、ベンチからになるかは関係ないと。
これは、遠藤が常に言っていることですね。

リバプールは良いチームだから、誰もがいつでも試合に行ける準備ができていることが重要だと遠藤は言います。
さて、その遠藤ですが、LFCのマッチデー・プログラムに言葉を寄せたそうです。
今回は、そちらをご紹介したいと思いますが、興味深いのはアレクシス・マクアリスターのことに対する遠藤の思いです。
マクアリスターは、ここまでに限ってみれば、遠藤とポジションが被っていることになります。
しかし遠藤はネガティブに捉えておらず、むしろ自分の成長、改善に役立つと思っているようでした。
さらに遠藤は、モハメド・サラーのことについても述べており、そちらを少しまとめてみたいと思います。

Wataru Endo
私達のチームには、とても良いミッドフィールダーが沢山いると思うよ。
4人の新戦力だけではなく、カーティス(ジョーンズ)、ハーヴェイ(エリオット)など、多くの8番がいるね。
また、我々のチームには、マッカ(アレクシス・マクアリスター)と私という6番もいる。
チアゴは負傷中だけど復帰して来るだろうし、ステファン(バイチェティッチ)も6番だ。
私達には非常に優れたミッドフィールダー陣がいるし、チームメイトとして一緒にプレイをしているんだ。
私はといえば、こういったプレイヤー達から多くのことを学んだよ。
だから、もっと上達できるはずさ。
これこそが、私がしなければいけない最も重要なことだね。
(マクアリスターについて)
マッカは、よりオフェンシブだけど、守備面では良くなろうと努力をしているよ。
プレイを続ける中で、彼の守備はより強くなって行く。
また、私は彼から多くを学べるし、私とマッカはバランス面でもいいと思うんだ。
彼は、まだ若いけど、既にワールドカップで優勝をしており、非常に優れたメンタリティーを持っているよ。
(得点が多く決まっていることについて)
多くの得点を決めるのは、リバプールにあっては普通のことさ。
私達には、非常に優れたアタッカ-陣がいるし、スタメンであろうとなかろうと全員が常に100パーセントの仕事をしているよ。
先発メンバーだけで戦うわけではないのだから、全員が常にプレイできる準備ができていることが重要だね。
私達は良いチームだよ。
(モハメド・サラーについて)
モーをチームメイトにできて、とてもハッピーだよ。
彼は実にスペシャルなプレイヤーであると同時にとても優しい人でもあるんだ。
沢山のトレーニングを彼はしていて、ゴールを決めるためならば何だってするだろうね。
プレイが上手く行っていないように見えても、次のチャンスではゴールを決めるのが彼だ。
彼は自信を持っていて、常に同じメンタリティーでトレーニングに臨んでいるよ。

遠藤が言うように、リバプールの中盤には多くのタレントが揃っているというのが事実ですね。
ただ、チアゴとステファン・バイチェティッチの離脱が思いの外長引いている現状ではあります。
年が明けて、もし彼等が揃って帰還したら、さらにポジション争いはハイレベルになりそうです。

コメントを見ていて、ああ遠藤はやはりキャプテンなのだなと私は感じました。
良い意味で、自分を客観視できているように思うのです。
チームメイト達のこともよく見ている。
12月は、非常にタイトな日程となっていますから、遠藤にもチャンスが巡って来ることでしょう。
ぜひ、存在感を示してほしいですね。

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