アフリカネーションズカップに参加するためエジプト代表に合流したモハメド・サラーでしたが、ハムストリングに問題が生じ、当初の見たてよりも良くないということでリバプールに帰還をしていました。
エジプト代表としては、決勝トーナメントで勝ち上がったら戻って来てほしいという意向だったようですが、そのエジプトは決勝トーナメントのラウンド16での敗退が決まっています。
となると、モハメド・サラーが復帰するのはリバプールの一員としてであり、一日も早い回復を願いますが、ユルゲン・クロップ監督は急がせる考えは持っていないようです。
会見の場で、クロップ監督はサラーのことにも触れており、決して急がせることはしない旨の発言をしていました。
例えば、こんなことを言っています。
「とにかく、出来るだけ早くフィットする状態に戻りたいということ以外には、彼にプレッシャーはなかった」
「急ぐ必要はない。もし、治療のプロセスを急ぐことが出来るのであれば、チアゴが10ヶ月も戻って来ないことはないだろう」
「モーは準備が出来ていない。モーはこの試合も(チェルシー戦)次の試合も出場することは出来ない。現時点では彼は不在だということだ・・・」
クロップ監督の言葉をそのまま解釈すれば、少なくとも今後2試合はモーの出場はないということになります。
今後の2試合はといえば、ホームでのチェルシー戦とアウェイでのアーセナル戦。
難しい相手ではありますが、リバプールの攻撃陣はよく点を取れており、モーに無理をさせることは百害あって一利なしですね。
モーの場合には、ゴールもそうですが、アシストも多く、得点関与率が素晴らしいので、その不在は痛いものの、例えばエジプトが決勝まで進んだと仮定した場合のことを考えればよいかもしれません。
エースの不在は痛いものの、こういうときこそ前向きに事態を捉えたいですね。