近年のリバプールは、ポルトガルとの関係が深くなって来ている印象があります。
ディオゴ・ジョタは言うまでもなくポルトガル代表だし、ルイス・ディアス、ダルウィン・ヌニェスもポルトガル国内で活躍をしていたプレイヤーでした。
その傾向がより濃くなる可能性としては、ユルゲン・クロップ監督の後任候補として取り沙汰されるルベン・アモリム監督を連れて来た場合ですね。
ポルトガルでも強豪のひとつであるポルトには、アラン・バレラという22歳のミッドフィールダーがいることを以前取り上げたことがあります。
アルゼンチン人ということで、現地では『ネクスト・マスチェラーノ』と呼ばれており、ポジション的には6番だと言っていいと思います。
ポルトガル国内の報道でもリバプールとのリンクが噂されていたわけですが、改めてSport Witnessがリバプールとバレラのリンクを話題にしています。
ただ、ここの判断は難しいですよね。
昨年の夏、中盤において多くの主力が去ったリバプールですが、アレクシス・マクアリスター、ドミニク・ソボスライ、遠藤航、ライアン・フラーフェンベルフの4人を新戦力として迎え入れています。
クロップ監督のもとでは、特にマクアリスター、ソボスライ、遠藤が主軸となっており、6番タイプの補強がどれくらいの優先度なのかが、今のところ不透明です。
新戦力4人のミッドフィールダーの他にも、カーティス・ジョーンズ、ハーヴェイ・エリオットがおり、ステファン・バイチェティッチもいます。
また、ボビー・クラークやジェームズ・マッコネル等も成長を示している状況です。
逆に、てこ入れしてもいいのかなと思わせるのは、チアゴ・アルカンタラの退団が濃厚になりつつあることです。
チアゴほど華麗なプレイが出来るタレントは、そうはいないと思うのですが、いかんせん怪我に悩まされており、今シーズンはほんの数分しかピッチに立てていません。
このままだと、なかなか契約延長という話も出せないように思います。
また、遠藤がほぼフル稼働状態になることがあり、ここにもう1人連れて来る必要があるという考え方も取れそうです。
バレラに関しては、ポルトとの契約中にリリース条項があると言われています。
その金額は約€70m。
リバプールの判断が注目されます。