1892年に設立されたリヴァプール。
その長い歴史の中には、栄光あり、苦難あり、悲劇さえもありました。
イングランドのフットボールを代表するクラブとしての地位を確固たるものにしたのは、名将ボブ・ペイズリーの時代でした。
ビル・シャンクリーから受け継いだリヴァプール指揮官としてのボブ・ペイズリーは、まさに最強リヴァプールを具現したカリスマであり、イングランドのフットボール史に燦然と輝く黄金時代を築いています。
今日、1月23日は、ボブ・ペイズリー生誕の日、1919年のことでしたから106年目にあたります。
ボブ・ペイズリーがリヴァプールを率いていたのは、1974-1983の9年間。
この9年間の中で、ボブ・ペイズリーは、リヴァプールに20ものメジャー・タイトルをもたらしています。
1人の監督が20もの栄冠を達成したとは驚愕の戦績であり、気が遠くなるようなもの。
私は、よく申し上げるのですが、ビル・シャクリーがリヴァプールに魂を植え込み、ボブ・ペイズリーが大輪の花を咲かせた。
2人の偉人は、そんな位置づけにあると思っています。
ボブ・ペイズリーの功績を数字だけで語ることはナンセンスからもしれません。
ただ、当時を振り返るよすがとして、ボブ・ペイズリーがリヴァプールを栄冠に導いた数々のタイトルを振り返ってみたいと思います。
■イングランドトップリーグ制覇:6回
■リーグカップ:3回
■ヨーロピアンカップ(現CL):3回
■UEFAカップ:1回
■UEFAスーパーカップ:1回
■チャリティー・シールド:6回
私事ですが、ボブ・ペイズリーが率いるリヴァプールというチームを私は若かりし頃、スタジアムで観た記憶があります。
よく申し上げることですが、私にとってリヴァプールは憧れであり、それは決して手の届かないもの。
そんな私にとって、ボブ・ペイズリーのチームを目撃できたことは、人生の歓びです。
アンフィールドにあるシャンクリー・ゲート、ペイズリー・ゲート。
リヴァプールファンの聖地にあって、ずっと見守っていてくれる巨星2人。
夢見る私は、もう一度リヴァプールに黄金時代が訪れることを祈っています。