
チャンピオンズリーグでカラバフに6-0の勝利を収めた夜、アンディ・ロバートソンは、即席の守備陣の中で奮闘した遠藤航の名前を挙げました。
「ワタは、期待を裏切らない」。
その一言には、勝利以上に大切な、リバプールの“芯”が込められているように感じられるのです。
以下、ロボがLiverpoolfc.comへ語った言葉達を私なりにご紹介をしたいと思います。
勢いを取り戻すための一戦
ボーンマス戦での敗戦という悔しさを経て、リバプールはチャンピオンズリーグでカラバフに6-0という圧巻の勝利を収めました。
この結果は、単なる大勝以上の意味を持っていました。
リーグフェーズをトップ8で終えることにより、ベスト16でシードされ、余分な2試合を戦う必要がなくなったからです。
ロバートソンは、この試合の重要性を誰よりも理解していました。
相手が今大会で良い戦いを続けてきたチームであることも承知の上で、「最初から本気で臨む必要があった」と語ります。
無失点で6ゴール。
結果と内容、その両方が揃った夜でした。
“即席”の守備陣が映し出したもの
この試合で印象的だったのは、万全とは言えない守備陣の中でも、チームがひとつに機能していたことです。
ロバートソンは、ピッチ上において「より多く話すこと」の重要性を強調しました。
本職ではないポジションでプレーするライアン・フラーフェンベルフに対して、フィルジル・ファン・ダイク、そして遠藤航とともに、声をかけ続けていたと明かします。
その中で、ロバートソンの口から自然にこぼれた言葉がありました。
「ワタは、本当に期待を裏切らない選手だ」
右サイドバックとして途中出場し、しかも試合の早い時間帯に投入されるという難しい状況。
それでも、遠藤は落ち着いて役割を果たし、チームのリズムを保ち続けました。
派手さはなくとも、常に“必要な場所”にいて、必要な仕事をする。
ロバートソンの評価は、そんな遠藤の姿そのものを映し出しています。

若手とベテランがつなぐ時間
試合終盤には、若手のアマラ・ナロがピッチへ。
最後の20分間、若い選手が自分の役割を果たす姿を、ロバートソンは「とても良かった」と振り返ります。
即席のバックフォー。
急造の並びでありながら、そこには不安よりも「支え合い」がありました。
声をかける者がいて、応える者がいる。
その連なりが、リバプールというチームの“芯”を形づくっています。
ニューカッスルという試金石
次に待つのは、ニューカッスルとの一戦です。
ロバートソンは、エディ・ハウ率いるこのチームを「本当に難しい相手」と表現しました。
チャンピオンズリーグでも戦い、プレミアリーグでも結果を出し続けるニューカッスル。
セント・ジェームズ・パークを「リーグで最も難しいアウェイのひとつ」と語る言葉からも、その敬意が伝わってきます。
簡単な試合はひとつもありません。
それでも、リバプールはこれまで「道を見つけてきた」と、ロバートソンは言います。

勝ち点3よりも大切なもの
ファンが求めているのは、結果だけではありません。
ロボは、アンフィールドの夜にこそ、「自分達がどんなチームなのかを示さなければならない」と語りました。
勝つこと。
そして、勝ち方を忘れないこと。
遠藤航のように、どんな立場でも準備を怠らず、チームのためにピッチに立つ選手がいる。
声をかけ、支え、つなぐベテランがいる。
その積み重ねこそが、リバプールの“芯”なのだと思います。
※追記
より詳しくリバプールのことをお知りになりたい方がいらしたら、ぜひ拙著『Liverpoolを愛するファンへ捧ぐ THIS IS ANFIELD』をお手に取ってください。。
