ヨーロッパリーグの対マンチェスター・ユナイテッド戦で、フィリペ・コウチーニョのゴールについて、私は昨日「まるでアート」と書かせていただきました。
それくらい鮮やかな一連の動きからのフィニッシュだったと思っています。
ゴールを決めたコウチーニョ自身は、「以前にも同じようにトレーニングでやっていたからね」と、特別なものではないと語っていましたが、チームメイトであるシモン・ミニョレも、コウチーニョのゴールの素晴らしさを絶賛しつつ、「ぼくは毎日彼が決めるところを見ているから、特に驚かないよ」と、発言しています。
ミニョレの発言骨子は、概ね次のようなものです。
（ＳＭ）
彼（コウチ）は、相手ディフェンダーを軽々と抜き去って、あの角度からのフィニッシュは素晴らしかったね！
しかもフィルは、それをいとも簡単にやってのけたように見えたよ。
だけどぼくは驚きはしないよ。
なぜなら、彼が毎日のようにトレーニングでやっていることを見ているからね。
彼は、ぼく達にとって素晴らしいプレイヤーだよ！
マンチェスター・ユナイテッド戦で、ぼく達のために、本当にいい仕事をしてくれたね。
フィルは、とってもいい時間にゴールを決めてくれた。
ハーフタイム直前だったしね。
それが試合を変えたんだよ！
実戦というのは、当然のことながら、相手も本気でプレッシャーをかけ抑えにきますから、テクニシャンがその本領を発揮するのは難しい部分もあると思います。
たとえば、トレーニング中の様子を実際に見たりすると、あまりの上手さにため息が出そうなときもあります。
そういった究極のテクニックをマンチェスター・ユナイテッド相手に発揮できるコウチーニョの潜在能力とは、どれほどすごいものなのか。
本当に素晴らしいプレイヤーになったと思います。
リバプールは、しっかりとコウチを留めておくことを今から考えておいてほしいですね。