
Steve Finnan
以前、ちょっとだけお伝えしたのですが、今後少しずつ折りに触れてリバプールで活躍をした過去の選手達のことを取り上げていきたいと思います。
第1回目は誰にしようか?と思案し、この人で!と選んだのはスティーブ・フィナン。
アイルランド代表としても活躍した右サイドバックです。
まず、フィナンがリバプールに在籍をした時期から取り上げると2003年夏、フラムからの加入でした。
リバプールを去るのは2008年夏のことで約5年間をマージーサイドで過ごしています。
本人は引き続きリバプールでやって行きたいという思いがあったと聞いていますが、そのへんは監督の意向等もあり、希望どおりにいかないケースがあることも確かです。
フィナンといえば、派手さというものはなかったかもしれません。
言うならば黙々とミッションを完遂する仕事人!
静けさの中に熱いハートを持っていた選手というイメージがあります。
フィナンは、右サイドからの攻撃面でも力を持っておりディフェンスも固かったですね。
守備面ではフィナンであれば安心という思いで当時の試合を見ていた記憶があります。
右サイドバックとして好守に奮闘したフィナンでしたが、ラファ・ベニテス監督はアルバロ・アルベロアを連れて来て重用するようになっていき、徐々にフィナンの出場機会は減少していきました。
フィナンとアルベロアは、ポジションこそ被るもののまったく異なるタイプでしたので、このレベルになるとまさに監督の好みということだったように思います。
フィナンのことを仕事人だと書きましたが、ある意味玄人好みがするプロフェッショナルだったと私は思っています。
スペイン色を濃くしていったラファ・ベニテスのチーム。
その中でもいぶし銀の活躍をみせてくれたアイルランド人がフィナンでした。
前述したように派手さはなかったかもしれない。
それでも記憶に残る名選手でありました。