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ラヒーム・スターリングのことを考えてみる

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ここしばらく、契約延長問題で、ごたごたが続き、メディアの標的になっている感のあるラヒーム・スターリング。

まず、法的な面から考えれば、まだ契約期間は残っているわけだし、交渉のテーブルにつかなかったとしも、スターリング側に、何の非もありませんね。

ただ、フットボール界の慣習という面でいけば、なかなか難しい状況を招いているということは、否定できないだろう・・・・と、思っています。

将来性のある若手だし、リバプールで、じっくり成長して、やがてはチームを引っ張る存在になってほしいのは勿論ですが、自分自身、さらには周囲に良くない影響を及ぼしているならば、スターリング本人もクラブも、ただ、手をこまねいていることは出来ないと思うのです。

先日のクリスタル・パレス戦におけるスターリングのパフォーマンスは、決してよいものではなかったと思います。
また、昨今の彼は、最高潮のときのプレイと比べると、やや精彩を欠いている感も否めません。

フットボール以外の要素が、微妙にプレイに影響しているならば、その問題となっている部分をクリアしていかないと、状況はこじれるばかりだと思います。
何より、スターリング自身にとって、決して良いことではないと思うのです。

年齢と実績、双方から公正に見た場合、リバプールがスターリングに示している週給は、かなりの待遇かと思います。
それでも、イエス・・・と言えないならば、既にリバプールに心あらず・・・と、思われても仕方がないかと。

代理人制度の難しさでもありますが、若干二十歳にして、これだけこじれるということは、今後まだまだ残っているキャリアの中で、スターリングが契約問題に直面するたびに、一筋縄ではいかない状況になることも、十分に考えられます。

私としては、チームメイトに与える負の連鎖を心配しています。

たとえば、昨シーズンのルイス・スアレスやダニエル・スタリッジのように、驚異的なゴールをゲットし、目に見える結果を出していればともかく、シーズン二桁ゴールも決めていない現状で、あまりに法外な条件を要求するという姿勢は、正直に言って、好ましくな状態だと思うのです。

契約とは、大切なもの。
もちろん、それは頭ではよく分かります。

しかし、ファンの心をつかみ、尊敬されるビッグ・プレイヤーへと成長していく過程において、今、スターリングが置かれている状況は、決して好ましいものではない・・・・そんな風に思っています。

以前にも書きましたが、一番の問題は、スターリングの心が、今もリバプールにあるのか?
もう、リバプールから心が離れてしまったのか?
その一事だと思っています。

もしも・・・・ですが、既に心がロンドンへ旅立ってしまったなら、クラブ、フロントしても、どこかで決断すべき時が近づいているのではないでしょうか。

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