
Harvey Elliott
ハーヴェイ・エリオットのことを書いてみたいと思います。
エリオットがリバプールの仲間入りを果たしたのは6年前の今日、2019年7月28日のことで、フラムからの加入でした。
プロ契約を結んだのは2020年7月6日のことで、翌年2021年7月9日には長期契約(~2027年)として更新。
若くして才能を発揮し、ステップアップしてきたエリオットは、リバプールでもクラブ史に残る記録を打ち立てています。
2019年9月25日には、カラバオカップのミルトン・キーンズ・ドンズ戦でクラブ最年少の先発出場(16歳174日)を果たし、同年10月においては、アーセナルとの延長戦5‑5、PK戦勝利の試合でアンフィールドでの最年少スタメン選手にもなっていました。
ティーンエイジャーの頃から素晴らしい活躍を見せたエリオットですが、辛く苦しい時期があったことも事実です。
2021年9月に開催されたリーズとの対戦で足首を骨折する大怪我を負ってしまいました。
あのときの光景は忘れることができません。
遠目に見ただけでも軽い怪我ではないということが分かりましたので。
ストレッチャーに乗せられ、そのまま病院へ運ばれたエリオットは、モバイルで試合終了まで見届けたといいます。
何たるメンタリティー!
エリオットにとってのハイライト、そのひとつはといえば2025年3月5日、チャンピオンズリーグのラウンド16ファーストレグでの一撃があげられます。
対戦相手はPSGでしたが、モハメド・サラーに代わって途中出場したエリオットは、なんと投入されてから47秒後に決勝ゴールを決めるという劇的な活躍を見せました。
ここにも彼のメンタリティーの逞しさがうかがえます。
本年開催されたU21ユーロでの活躍はめざましく、大会を通じての最優秀選手にも選出されています。
そんなエリオットですが、リバプールでの出場機会が昨シーズンは減少しており、今夏での去就が注目されています。
エリオット自身は、ずっとリバプールにいたい気持ちを持っているようですが、ワールドカップにも出たい。
そういった要素がある中、果たしてこの夏どうなるのか?
エリオットは全力でがんばっていると思うし、彼にとって悔いのない決断をしてほしいと思います。