
Alberto Moreno
折りに触れて、かつてリバプールで活躍をした思い出に残る選手達をご紹介しています。
今回が第10回目、誰にしようか?と少しだけ考えた上で、今日はアルベルト・モレノに行ってみたいと思います!
アルベルト・モレノは1992年7月5日生まれ。
リバプールに在籍をしたのは2014年〜2019年の期間でセビージャからの加入でした。
主戦場は左サイドバックであり、長い距離を走ってそのまま左足でシュートに行く!というのがアルベルト・モレノらしいプレーでした。
攻撃力に秀でた選手だと言っていいでしょう。
ただ、ディフェンス面において、時に目測やポジショニングを誤ったこともあり、常にレギュラーの座に定着するには及ばず。
それでも愛嬌のある男であり、多くのリバプールファンから愛されました。
リバプールでのキャリアを通じてアルベルト・モレノは141試合に出場し3ゴールを記録しています。
控えにまわることも多少多めだったのですが、リバプール時代で最も公式戦に出場したのは2015-16シーズンで、50試合出場を果たしました。
アルベルト・モレノがリバプールにいた時期には、ある意味左サイドバックが定まらない状況でありました。
そんな時、アルベルト・モレノではなくジェイムズ・ミルナーが左サイドバックにコンバートされたこともあり。
そんなアルベルト・モレノでしたが、2017–18シーズンにはスタメンの座をつかんだかのように見えました。
しかし、そんな中怪我を負い、当時新戦力だったアンディ・ロバートソンが代役として出場。
この時ロボが印象的なパフォーマンスを発揮し、そのまま左サイドバックのポジションを奪ったという顛末でした。
それでもアルベルト・モレノは愛された。
その理由といいますか、2つほどエピソードをご紹介したいと思います。
2019年のチャンピオンズリーグでトッテナムを倒し優勝を果たしたリバプール。
アルベルト・モレノはベンチにも入れませんでしたが、試合後には涙を浮かべながら歓喜に加わる姿が話題になりました。
出番がほとんどなかったにもかかわらず、常に仲間を鼓舞し続けた姿勢に賞賛の声が多く集まったことも事実です。
またアルベルト・モレノはリバプールで出番が減少していた時期、メディアからの問いかけにこうこたえていました。
「たとえ試合に出なくても、僕はこのクラブの一員として戦っている」
アルベルト・モレノは、完璧な選手とは言えずとも、常にポジティブで、クラブへの愛情を持ち、仲間とファンを大切にした選手でした。
以下、お知らせ、お願いです。
拙著『Liverpoolを愛するファンへ捧ぐ THIS IS ANFIELD』が発刊されています。
お好みでKindle本、紙の本をチョイスしていただけます。
どうか、よろしくお願いいたします。
いつも、ありがとうございます。