
Xabi Alonso and Luis Garcia
21年前の今日、リバプールは二人のスペイン人を迎え入れました。
シャビ・アロンソとルイス・ガルシア。
彼らの加入は、クラブの歴史を動かす大きな転換点となり、2005年のイスタンブールの奇跡へと繋がっていきます。
今回はこの記念日に、改めて2人の功績を振り返り、特にファンの記憶に深く刻まれた「ゴースト・ゴール」について触れてみたいと思います。
ラファ・ベニテスのもとにやってきた2人
2004年8月20日。
ラファ・ベニテスは、自らが信頼する2人のスペイン人選手をアンフィールドへ連れてきました。
- シャビ・アロンソ:中盤を支配する“指揮者”
- ルイス・ガルシア:勝負を決めるゴールを生み出す“魔法使い”
この同時加入が、後にリバプールの欧州制覇を導く大きな布石となったのです。
シャビ・アロンソ ― 美しいパスと知性
シャビ・アロンソの正確無比なロングパスと冷静なゲームメイクは、すぐにファンを魅了しました。
2005年CL決勝、ACミラン戦では、自らのリバウンドシュートで劇的な同点弾を決め、イスタンブールの奇跡の中心人物となります。
彼の存在は、リバプールのスタイルを変えただけでなく、後世のMF像に多大な影響を与えました。
ルイス・ガルシア ― ゴースト・ゴールの伝説
一方のガルシアは、大舞台での勝負強さを発揮。
2005年チャンピオンズリーグ準決勝、アンフィールドでのチェルシー戦。
4分に生まれたシュートは、ゴールラインを越えたのかどうかが議論となり、後に「ゴースト・ゴール」 と呼ばれることになります。
- モウリーニョは今でも「あれは入っていなかった」と主張
- ファンにとっては「奇跡の始まりを告げたゴール」
この一撃がなければ、イスタンブールでの栄光はなかった――。
まさに歴史を変えたゴールでした。

21年の時を超えて
あれから21年。
- シャビ・アロンソは今や指揮官として欧州の檜舞台で注目を集め、2025年からはレアル・マドリードの監督に就任。
- ルイス・ガルシアは解説者やアンバサダーとして、今なおリバプールの名を世界に広めています。
2人が同時に加入した2004年8月20日という日は、リバプールにとってただの補強日ではなく、未来を切り拓く物語の始まりでした。