
2025-26シーズンが開幕し、プレミアリーグ2連勝を飾ったリバプール。
良い出だしではあるものの、まだ2試合ですからね。
どのチームにもチャンスがあるということを再確認して、チーム力向上を図っていきたいものです。
ところで、プレミアリーグ第2節となった対ニューカッスル戦では、ドミニク・ソボスライのパフォーマンスが非常にハイレベルだったと思います。
もともと運動量が多く、厳しいチェックにいける選手ですが、ニューカッスル戦では右サイドバックを担当。
プレシーズンで試されてはいるものの、プレミアリーグとは違いますからね。
それを実戦で見事にこなしてしまう姿は圧巻でした。
極めて希有なアスリート能力を証明して見せたと思います。
右サイドバックが苦しい状況だった
リバプールの右サイドバックといえば、ここ数年はトレント・アレクサンダー=アーノルドのポジションでした。
そのトレント・アレクサンダー=アーノルドが去った今シーズン、まずコナー・ブラッドリーの成長があり、新戦力としてジェレミー・フリンポンを獲得!
右サイドバックは競争こそあれ、問題ないと思われていたのも確かです。
しかし、ブラッドリー君は怪我によりプレシーズンでの準備が遅れ、頼みのフリンポンは開幕戦でハムストリングを負傷。
ジョー・ゴメスも万全なコンディションとはいえず、ニューカッスル戦での右サイドバックは課題となり。
そんな中、スロット監督が右サイドバックに指名したのはドミニク・ソボスライ。
お見事なパフォーマンスでした。

キックよし!チェックよし!走ってよし!
ソボスライのアスリート能力が高いことは承知していても、今回の右サイドバック担当によって、それが規格外であることを知った私です。
ソボスライはミッドフィールダーであり、特にキックに自信を持っていますので、右サイドバックであっても長短織り交ぜたパスを出せます。
相手に厳しくチェックへ行く姿勢も健在であり、ソボスライはとにかくよく走る。
これだけの運動量を誇る選手は、そう見当たらないと思います。
改めてドムの凄味を感じました。
MFだが右SBとしても傑出する才能
ハンガリー代表の若きキャプテンでもあるドミニク・ソボスライ。
リバプール加入当初とは異なりヒゲをたくわえていますので年齢不詳系にはなっているものの、まだ若さ十分ですからね。
ミッドフィールダーの中でも高いレベルのキックを持つソボスライは、右サイドバックとしても惜しむことなくその才を発揮した!
しかも繰り返しになりますが、ソボスライはプレスも厳しく行けるし、そのポテンシャルは底が見えません。
シーズン前、ソボスライは控えだとの意見が多かった
私なりに、シーズン開幕前には、リバプールの予想スタメンのようなものが目に入れば眺めておりました。
結構多くの人々が、フロリアン・ヴィルツが加わったことにより、ベンチになるのはソボスライだと予想。
アレクシス・マクアリスターが怪我の影響を受けたとはいえ、プレシーズンマッチの段階からソボスライは重用されていましたからね。
ブンデスリーガ出身ということは、ヴィルツにとっても大きいのかもしれません。
例えば、中盤にソボスライとヴィルツが入れば、かなり攻撃的!
そのソボスライがディフェンダーとしても起用できるとは!
いやいや、底しれぬアスリート能力を発揮してくれたソボスライに拍手を。
私は、ニューカッスル戦が終わったとき、この日のヒーローにファンが選ぶのはリオ・エングモアだと思っていたので、ソボスライは影のプレイヤー・オブ・ザ・マッチだ!と書きました。
しかし、リバプールファンはしっかりとソボスライを選んだ。
それに価する活躍だったと思います。