
リバプールファンにとっては、非常にしんどい日が続いていますね。
なかなか結果が出ない中、問題はパフォーマンスの低下だろうと私は思っています。
そのことは、別稿で書きたいと思っており、今回はリバプールのチームコンディションは、実は昨シーズン終盤から落ちていたではないか?ということに触れてみたいと思います。
2024-25シーズン中に近づいていた影
昨シーズンのリバプールは、言うまでもなくプレミアリーグのチャンピオンになっており、文句のつけようがありません。
特にシーズン前半での強さは格別で、プレミアリーグではトップをひた走っており、例えばチャンピオンズリーグのリーグフェイズでは向かうところ敵なしで首位通過!
この時期のリバプールは、おそらくチームが最も良い状態だったと思うのです。
しかし、シーズンが後半となり終盤へと移行する時期、どうしてもリバプールのチームとしてのパフォーマンスが前半ほどには上がってこない。
疲労もあったと思いますし、シーズン前半のような状態を最後までキープするのは並大抵のことではなかったと思います。
はっきり見えた変化のポイントはPSG戦だった
2025年3月となり、チャンピオンズリーグはノックアウトラウンドに突入。
ご存じのとおりリバプールはパリ・サンジェルマンと当たり2試合トータルで並んだことからPK戦にもつれ込み、悔しいことにCLからの敗退が決まりました。
実はこの2Leg制での対戦、ファーストレグのリバプールはアウェイだったのですが0-1で勝っています。
ただ、この勝利の影には再三にわたるアリソンのビッグセーブがあったことも事実で、セカンドレグはアンフィールドだったのですが、リバプールは勝ちきれなかった。
リバプールのチームコンディションが落ちている。
これが明確になったのは、PSG戦直後にあったニューカッスルとのカラバオカップ決勝でした。
大半の人々はリバプールが勝つだろうと思っていた。
中立の立場でもそう考える人が多数だったと思うし、そんな中リバプールはウェンブリーで決勝を落とした。

状態が上がらない中奮闘した試合もあった
リバプールのチームコンディションが、シーズン前半と比べれば落ちていたことは明らかでした。
しかし、リバプールは意地を見せます。
勝たなければいけない舞台だった。
それは、プレミアリーグ第34節、アンフィールドでのトッテナム戦でした。
この試合に勝てば、リバプールは自力でプレミアリーグ優勝を決められる。
会場はアンフィールドであり、もし勝てばKOPと共に祝えるのは実に35年ぶり!
リバプールは勝った!しかも5-1という圧勝で。
勝てなくなったリバプール
優勝を決めてしまったとき、モチベーションを維持するのは困難だと思います。
しかしリバプールには、残り4試合がありました。
最終盤4試合の戦績は2分け2敗というもので、できれば有終の美は飾っておきたかったですね。
しかし、さほどターンオーバーを駆使しなかったシーズンにあって、プレミアリーグのタイトルを獲ったのですから、当時はこれ以上の高望みはできなかった。
ただ、事実としてトッテナム戦での勝利を最後に、2024‐25シーズンのリバプールは勝ってはいなかったという現実もありました。
選手に疲労の蓄積がなかったか?といえば確信が持てない
新シーズンのリバプールは、大型補強を敢行し、世界的なスター選手を連れてきました。
ただ、多くの人々が、これほどメンバーが代わるとフィットするには時間がかかると思ったことでしょう。
それとは別に、リバプールの主力であり、ほとんどの試合で出場していた選手に疲労の蓄積はなかったのか?という疑問がわきます。
正直、私は少なからずあったと考えています。

戦い方を変えることも選択肢ではないか
これまで書いてきたように、今シーズンのリバプールが苦しい状況になっているのは、無論新戦力が多いこともありますが、優勝を飾った昨シーズンにほぼフル出場に近い稼働率を残した主力達には、知らず知らずに疲労が残っていたのではないか?
と、私は愚行しています。
もしそうだとしたら、今までのやり方で今シーズンもプレミアリーグを制覇できるのか。
難しいかもしれません。
幸い、シーズンはまだ沢山の試合を残しています。
栄光を勝ち取った後にやり方を変えるのは難しいことだと思いますが、英断の時が目の前に来ているように思います。
兎にも角にもアグレッシブに行くリバプールの姿を見せてほしいですね。
そのためには、まず選手達がコンディションを上げられる環境からつくるべきだと思います。
