
昨シーズンのことを思い出してみると、私が内心ヤキモキしていたのがトレント・アレクサンダー=アーノルドの去就でした。
2024年の末日までに契約延長がまとまらなかったことで、移籍するのだろうという推測は強くなっていたものの、実際にリバプールを去るとなれば複雑な心境になったものです。
アンフィールド最終戦でファンはトレントに拍手を送った
レアル・マドリードへの移籍が決まった後、トレントにブーイングを浴びせたアンフィールド。
しかし、存分に思いの丈をぶつけたのは1試合であり、最終戦でのファンは、トレントに惜しみない拍手を送り、彼を送り出しましたね。
これがアンフィールド!と言わんばかりに。
レアル・マドリードで出場機会に恵まれない状況
本人が望んだ移籍、レアル・マドリード行きはまさに彼がそうしたいと思った結果でした。
ただ、レアル・マドリードでのシーズンは簡単ではなく、出場機会に恵まれたとは言えません。
怪我も重なり難しいシーズンに
難しいシーズンを過ごしていたトレントでしたが、9月中旬にはハムストリングを痛めて負傷欠場。
戦線から離脱していましたが、先日日曜日のバルセロナ戦で、久しぶりの復帰を果たしています。
アンフィールドへの帰還と先発の可能性
実戦復帰を果たしたばかりのトレントではありますが、来週開催されるチャンピオンズリーグのリバプール戦にはスタメン出場だと見られています。
契約期間満了でリバプールを去って以来、トレントにとって初めてのアンフィールド。
レアル・マドリードの主力が手術
トレントの先発出場を濃厚にしている要因として、カルバハルの離脱があります。
Sky Sportsも報じていますが、カルバハルは右膝の手術を受けており、リバプール戦に出場することは困難。
必然的にトレントの起用が有力視されており、その前ふりとしてバルセロナ戦で復帰。

リバプールの一時代を築いた名サイドバック
私自身、トレントがリバプールを離れることについて、本当に複雑な心境でした。
いてほしかった。
しかし、プロとして彼が選んだ道であり、最終戦のアンフィールドで見せた姿が、彼へのマイナスの思いを溶解させたのです。
公平に見て、トレントはリバプールの一時代を築いたと思います。
アンディ・ロバートソンとの両サイドバックは、まさにリバプールを象徴するもののひとつだった。
強いリバプールを具現していたのがトレントとロボのコンビでしたね。
私は、トレントが去ってもコナー・ブラッドリーがいるし、ジェレミー・フリンポンも加入したので何とか大丈夫だと思っていました。
ブラッドリーとフリンポンの真価はこれから発揮されると思いますが、トレントが抜けてみて、その存在が大きかったことをかみしめています。
さて、アンフィールドはトレントをどのように迎えるのか?
その時が刻々と近づいて来ています。
リバプール対レアル・マドリード戦の概要については、近日中に取り上げようと思っていますので、どうぞお楽しみに。
