
先ほど、エティハド・スタジアムで開催されたプレミアリーグ第11節、マンチェスター・シティ対リバプール戦が終了しました。
試合は、3-0のスコアでホームのマンチェスター・シティが勝利。
試合結果も厳しいものですが、今後のことを考えたとき、試合内容が心配になるリバプールでした。
得点経過
先に先制点のチャンスを迎えたのはマンチェスター・シティでした。
微妙な判定でしたが、ゴールキーパーのギオルギ・ママルダシュビリがPKを取られてしまいます。
しかし13分にPKを蹴ったハーランドのシュートをママルダシュビリがストップ。
九死に一生を得たリバプールでしたが、29分、45+3分、63分に失点を喫したことにより3-0で敗戦。
リバプールは、38分にコーナーキックからファン・ダイクが見事なヘッドでゴールネットを揺らしたもののVARも介入しオフサイドの判定。
近年では例を見ない力の差が出た試合だった
リバプールとマンチェスター・シティが対戦をするとき、勝ち負けに関わらず緊張感の高い試合となり、お互いにリスペクトしていることが見える試合展開になったものでした。
しかし、今日の試合は、現時点におけるマンチェスター・シティとリバプールとの力の差が歴然だったと思います。
試合結果こそが重要だとは分かっていても、今後のことを考えたとき、私はリバプールのパフォーマンスに不安を感じました。

リバプールが言い訳をできない理由
強いライバル関係にある両チームですが、試合結果も内容も今回はマンチェスター・シティが上回っていた。
リバプールが軌道に乗れるのはいつになるか。
ひとつ言えるのは、成績を残せなくても、言い訳ができない状況になっているということです。
これでもか!というほどにビッグネームを連れて来て、大金を使っていましたからね。
勝てばよくやった!と言われるでしょうが、では昨シーズンまでと今シーズンで試合内容を比べたとき、面白くなったか?と問えば、閉塞感という影を感じます。
大切なのはチームのパフォーマンスであり選手のコンディション
試合に勝つことが最優先。
一方で、勝てない試合もあるのですから、今シーズンのリバプールにとって重要なのは、チームパフォーマンスを向上させることだと思います。
あえて語弊を恐れずに言えば、試合結果如何に関わらず、リバプールには内容の濃い試合をしてほしい。
チームのパフォーマンスを向上させること!
そのためにも選手個々のコンディションを良い状態にすること!
ファイティング・スピリットを持つこと!
今のリバプールに欲しいものは、そういうものだと思うのです。

監督が考える理想を選手が具現するには時間が不足している
就任1年目にしてプレミアリーグ優勝に導いたスロット監督。
2シーズン目の洗礼を受けており、こういうときに欲しいのは希代のモチベーターですが、おそらくスロット監督は、そういうタイプではありませんね。
スロット監督としてやりたいフットボール、理想のスタイルがあった。
それを実現するために、既存戦力でも主力だった選手を放出。
自分が求める選手を連れて来たわけですが、それがハーモニーを奏でない。
非常に厳しい時期が訪れていますね。
インターナショナルブレイクで気持ちの入れ替えを
マンチェスター・シティ戦が終わり、これから代表戦に入って行きます。
そういう条件下では、良い試合をしておきたかったのですが叶わなかった。
リバプールの場合、多くの選手が代表チームへ参加します。
今回に限っては、各国代表に参加している間に気持ちを入れ替えてリフレッシュしてほしいですね。
リバプールが使った交代カードは5枚
この試合でリバプールは、5人の交代カードを切りました。
悲しいかな、交代を敢行しても、今日のマンチェスター・シティが慌てることはなかった。
アストン・ヴィラ戦、レアル・マドリード戦での勝利の価値。
これは、マンチェスター・シティ戦を終えた時点で評価すべきものだと私は考えていました。
そういった意味では、実に厳しい結果ですが、何とか這い上がりたいですね。
文末ですが、リバプールの交代枠について触れて、この稿を閉じたいと思います。
56分:ロバートソン→ケルケズ
56分:エキティケ→ガクポ
73分:マクアリスター→ジョーンズ
83分:ブラッドリー→ゴメス
83分:ヴィルツ→キエーザ
