
ファン・ダイクと共にリバプール不動のセンターバックとして活躍するイブラヒマ・コナテ。
コナテに関してリバプールファンが不安に思っていることがあるとすれば、それは契約延長が決まっていないということだと思います。
契約満了は2026年6月
イブラヒマ・コナテとリバプールとの契約は、今シーズンが最終年に入っており、いまだ契約延長の声が聞こえないことに、やきもきしているファンも多いことと思います。
こういった状況では、周囲から望まないノイズが沸騰してくることもよくあることです。
2026年1月には海外クラブとの交渉が可能
リバプールとの契約が、残り6か月になりますと、海外のクラブであれば自由に交渉をすることが許されます。
よってリバプールとすれば、できれば年内に契約延長を決めておきたいところ。
噂は噂だがフットボールに集中させたい
コナテは、新天地にレアル・マドリードを選ぶのではないか?
というゴシップは多いですね。
コナテはそれを望んでいると書くメディアも実在します。
それが、コナテの真意でなかったとしても。
去就に関して、周囲が騒がしくなる環境は、じっくりとフットボールに集中するという意味において、決してプラスにはならないと私は考えます。

トレント・アレクサンダー・アーノルドのケースを繰り返したくない
リバプールとの契約が満了となり、レアル・マドリードへ行ったケースとしては、つい最近でもトレントの事例があります。
あの時もそうでしたが、海外クラブとの交渉を自由にさせる前に契約延長を決めておくことがいかに大切かであり、コナテとの話し合いについては、トレントの時の轍を踏みたくありません。
レアル・マドリードというブランドに対抗するだけの長期プランを
それにしても、多くの選手が行きたい!と言うレアル・マドリードとは。
歴史を持つクラブであり、よく白い巨人とも評されますね。
彼等の魅力は、言い換えれば魔力か?
かつて、こんなことが言われていました。
「バルセロナ、レアル・マドリードから誘われたら断れない」
クラブとしてリバプールは将来展望を示していきたい
リバプールの副キャプテンであったトレントが、レアル・マドリードを選んだこと。
彼がスカウサーであり、アカデミー育ちの生え抜きであったことで、リバプールファンの心中は穏やかではなかった。
コナテの場合には、トレントとは状況が異なりますが、アンフィールドでコナテは愛されています。
自分はリバプールにいたいんだ!
そんな気持ちに選手達をさせる将来展望を明確に打ち立て、そのことを選手達に示していきたいですね。

話し合いを早く決めたいと語ったコナテ
現在、フランス代表に合流しているコナテですが、記者を前にしてリバプールとの契約延長についても話が及んでいました。
沢山噂が出ているが理解できないとしたコナテ
コナテは、まずこんなことを言っており、このことはリバプールの地元誌であるエコーも記事にしておりました。
「最近、メディアでいろいろな話を目にするけど。どこから出てきた話なのかさっぱり分からないよ。」
できるだけ早く決断したいとの気持ちを示したコナテ
さらにコナテは続けます。
「僕の代理人はリバプールと話し合いを続けているよ。できるだけ早く自分の決断を下して、それを発表できればといいなと思っている。」

1月でのコナテ放出論はナンセンス
各所でのコナテに関する意見を見ていると、「売りか?キープか?」というものが多数目に入ります。
契約満了は来年の6月ですので、売るならば来る1月しかない。
1月にコナテを出している余裕は今のリバプールにはない
今シーズンのリバプールは、センターバックに負傷者が出ており、ジャレル・クアンサーも放出してしまったことから、非常にやり繰りが難しくなっています。
この状況下で、1月にコナテを放出する余裕など、今のリバプールにはない。
と、私は思っています。
たとえ1月にCBを補強したとしても...
もしかしたら、こんな意見もあることでしょう。
リバプールは1月に計算のできるセンターバックを連れてくればいい。
そういう考えもありますが、新チームにフィットするには時間がかかることもままあります。
それを考えたら、コナテを出すということは、今シーズンのタイトルは諦めたということに繋がりかねません。
冷静にリバプールのセンターバック陣を見れば、まず人数からして足りていないだろうと。
コナテが良い環境を手に入れてプレーに集中することが肝要
ここまで、コナテのことを書いてきました。
コナテが持っているスキルは底なしであり、天井さえないように私には思えます。
それだけスケールが大きいセンターバックですね。
そのコナテであっても、今シーズンのパフォーマンスは全開までにはいっていない。
やはり大切なのは、フットボールに集中できる環境をできる限り整えていくことだと私は思います。
契約最終年となり、しかも契約延長が決まらず新年の足音が近づけば、どうしてもノイズは増えてきます。
それは、コナテ自身にとっても望むものではないと思います。
何より大切なのは、フットボールに集中できる環境を手にして、憂いなく活躍ができること。
そんな風に私は愚考しています。
イブラヒマ・コナテは、リバプールに必要なタレントである。
私は、そう信じています。
