レジェンド プレイヤー

フロリアン・ヴィルツには現代のケニー・ダルグリッシュになってほしい

Florian Wirtz has a bright future at Liverpool

リバプールの新たな創造主として大きな期待を背負うフロリアン・ヴィルツ。
そのプレーを見るたびに、私はどうしても一つの名前を思い浮かべてしまうのです。
それは、クラブ史に刻まれたレジェンド、ケニー・ダルグリッシュ。

これは若きドイツ代表への期待を込めた私の思いであり、現代フットボールにおいてこそ、キング・ケニーのようなスタイルは必要とされていると思うのです。

ケニー・ダルグリッシュとはどんな選手だったのか

1970〜80年代のリバプールを支えたダルグリッシュは、ストライカーでありながらプレーメーカーでもありました。

ゴールを決めるだけではなく周囲を生かし、試合のテンポを創りつつ、攻撃をワンランク上へと引き上げるというまさに天才。 
背負っていた番号は7。
7番はクラブの象徴であり、攻撃の中心を担う者に与えられる特別な意味を持っていたのです。

ヴィルツとの共通項

この夏、リバプールへやって来たヴィルツには、当時のダルグリッシュと重なる部分が多いと私は思うことしばしばです。

  • ゴールもアシストもできる万能性 
  • ボールを受けてからの鋭いターンと推進力 
  • 狭いエリアでもパスコースを見つけ出す視野の広さ 
  • 低い位置からでも組立てに参加できる柔軟性 
  • 攻撃の中心に自然と吸い寄せられるような存在感 
  • そして!同じ「7番」を背負うことの象徴性

数字とか役割以上に、チームの心臓になれる資質をヴィルツは持っているように思えるのです。

現代フットボールで必要とされるダルグリッシュ像

プレミアリーグの守備強度は年々高まっています。
局面を個人で打開しながら、同時に周囲を生かせるプレーメーカー兼フィニッシャーの価値はかつてないほど上がったと言っていいでしょう。 

チアゴ・アルカンタラ以降、リバプールは攻撃のリズムを変えられる創造主を必要としていたのではないでしょうか。

前線のスピードを最大化し、相手を崩すつなぎ役にしてフィニッシャー。
その役割を担える選手こそ、現代版ダルグリッシュの姿だと私には思えるのです。

ヴィルツはまさにその条件を高次元で満たしているのではないか。

若きタレントへの期待を込めて

ダルグリッシュがリバプールの歴史に刻んだ7番という象徴たる存在。 
その続きを描けるのは、いまのスカッドの中でヴィルツこそ!と思っている私です。

現代フットボールの中で、彼がどんな新しいストーリーを見せてくれるのか。 
その未来を想像するだけで胸が高鳴るものがあります。

現代のケニー・ダルグリッシュ。
ヴィルツには、そう呼ばれるにふさわしい才能と資質がある。

ヴィルツの覚醒は時間の問題

レヴァークーゼンからやって来たヴィルツ。
その移籍金が非常に高額だったために、プレミアリーグ序盤でのパフォーマンスを疑問視する風潮があったことは事実です。

しかし、ヴィルツには秘めたるポテンシャルがしっかりとある。

彼がプレミアリーグで覚醒をするのは時間の問題だと思いますし、飛躍するヴィルツが、やがてリバプールのキングの地位を得ることを陰ながら祈っている私です。

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Toru Yoda

ただの埼玉の隠居です

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