
今週末、アンフィールドでプレミアリーグ第12節が行われます。
対戦カードは、リバプール対ノッティンガム・フォレスト。
1970年代から続く両クラブのライバル関係を思えば、この一戦にはただのリーグ戦以上の重みがあります。
◆ 試合日程・キックオフ時刻
- 日時:日本時間2025年11月23日(日) キックオフ:00:00
- 会場:アンフィールド
◆ 放送予定
- U-NEXTでライブ配信(見逃し配信あり)
- 解説:坪井 慶介さん 実況:野村 明弘さん

◆ リバプールとノッティンガム・フォレスト――歴史ある2クラブの邂逅
両クラブの対戦と聞けば、1970年代の記憶が鮮やかによみがえります。
当時、フォレストはブライアン・クラフ監督のもとでヨーロッパを席巻し、リバプールと国内外のタイトルを争い、互いに“黄金期”を象徴する存在でした。
もう一つ忘れてはならないのが、ヒルズボロの悲劇です。
1989年、FAカップ準決勝。
対戦カードはリバプール対ノッティンガム・フォレストでした。
あの日、多くの命が奪われ、フットボールの安全基準そのものが見直されることになっていきます。
両クラブは、ただ競い合っただけではなく、悲しみを共有した歴史でも結ばれている。
その意味で、このカードには特別な重みがあります。
アンフィールドに流れる“静かる敬意”が、この試合の背景をより深くしてくれるはずです。
◆ 前節・マンチェスター・シティ戦の完敗
ここからどう立て直すかが問われるリバプール
前節、リバプールはエティハドでマンチェスター・シティに完敗。
守備の脆さ、攻撃の連動性、中盤のプレス強度など、さまざまな課題が露呈しました。
今のチームには、
「どう立て直すのか」
その問いが重くのしかかっています。
アンフィールドに戻って迎えるこのフォレスト戦は、落ちたムードを払拭し、再びチームを押し上げる絶好のチャンスになります。
勝利だけではなく、内容面での改善がどこまで見られるか――ここが大きな焦点となるでしょう。

◆ 注目ポイント:この試合の“見どころ”
● リバプール側の見どころ
- 前節(マンチェスター・シティ戦)の反省をどう攻撃面に生かすか
- 代表チームに参加していた選手達がどんなコンディションにあるか
- 代表に参加しなかった選手をスロットは使えるのか
- アリソン、アレクサンデル・イサクの復帰はあるか
アンフィールドといえば、リバプールにとって無敵のスタジアムとして知られていますが、昨シーズンはプレミアリーグ第4節という早い段階でフォレストと対戦をしており、何とリバプールが0-1のスコアで敗戦。
アンフィールドで無得点に抑えられたのですから、今シーズンこそは汚名挽回と行きたいですね!
● ノッティンガム・フォレスト側の見どころ
- ギブス=ホワイトらのカウンターアタック
- 守備ブロックをどれだけ維持できるか
- リバプールの弱点となっている“背後のスペース”を突けるか
フォレストは、残留争いの中に沈んでいるものの、大舞台で意地を見せるチームです。
粘り強く、簡単には崩れません。
リバプールが相手だということで、モチベーションが高いでしょうから、気迫からして負けたくはありませんね。

◆ 過去の対戦傾向
近年の対戦は“拮抗”と言えるもので、アンフィールドではリバプールが優勢ながら、フォレストがしぶとく食らいついてくる流れが続いています。(昨シーズンのアンフィールドは、フォレストが勝利)
直近の3試合で両チームが対戦をした試合では、ゴールを決めたとしても1点どまりであり、お互いにディフェンスの意識が高くなっていると言っていいでしょう。
あまり点が入らない試合であった分、緊張感の高いカードだと見ることもできます。
◆新しい1ページが生まれる週末
歴史、悲劇、栄光――
リバプールとノッティンガム・フォレストの対戦は、いつもそのすべてを背負っています。
前節の完敗を乗り越え、再び前へ進もうとするリバプール。
そして、伝統あるクラブの誇りを胸に挑むフォレスト。
歴史あるイングランドのフットボール。
不思議なもので、今のチーム力がどうであったとしても、歴史を彩ったライバル関係は色あせない。
リバプール対ノッティンガム・フォレストは、その象徴ですね。
アンフィールドに響く歌声、チャント!
それが選手達に届いたとき、再び力強く飛翔する原動力に昇華したいですね!
