
■アウェイでのウエストハム戦久々の勝利
ここ数試合の重たい空気を思えば、この勝利がもたらす安堵感は、ただの3ポイントではありません。
胸の奥をそっと温めてくれるような、そんな手触りがありました。
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■中2日での試合が待っている
ただ、立ち止まる余裕はありません。
水曜にはサンダーランド戦。
ウェストハム戦から中2日という厳しい日程の中、ここからが本当の勝負だと私は感じています。
「本当の勝負」とは、悲観的な意味ではありません。
まだ十分に挽回できる時間があり、軌道を整え直すチャンスが残っているということです。
決して諦めないのがリバプールの真骨頂。
勝利後こそ気を引き締める──まさに“勝って兜の緒を締めよ”です。

■大きな意味を持つサンダーランド戦
勝利は流れを変えるきっかけになりますが、その流れを生かせるかどうかは次の試合にかかっています。
疲労は確実に蓄積し、ポジションによっては選手層が十分とは言えない部分もある。
だからこそ、これからのやり繰りがいっそう重要になります。
■一歩ずつ積み上げていこう!
どのタイミングでフレッシュな力を投入するか──監督の手腕が問われる局面です。
しかし、このチームは逆境にこそ力を発揮するのです。
それは、クラブの歴史が雄弁に語っている。
派手な勝利よりも、粘り強く、一歩ずつ積み上げていくことが今の時期には求められます。

■また強くなれる!
勝ったからこそ、自分たちの原点を思い出したい。
苦しい時期を乗り越えようとするチームだからこそ、また強くなれる。
私はそう信じています。
■アンフィールドへ!
冬の過密日程。
ここで勝点を積み上げたクラブが、最終盤で笑顔を得る。
その支えになる言葉は多くなくていい。
今、ただひとつ言うならば──前へ!リバプール!
中2日で迎えるサンダーランド戦はアンフィールド。
どんな逆境でも選手を後押しし続ける稀有な場所。
その空気を全身で浴びれば、選手達はまた強くなれるはずです。
これまで以上に。
今日は早朝から働き、帰宅したばかりの疲労もあり、簡易なコラム調で失礼しました。
ウェストハム戦での勝利が、選手たちのハートに火をつけてくれることを願ってやみません。
それを誰より望んでいるのは、ほかでもないKOPなのです。
