一発勝負のカップ戦ですから、もちろん取るべきは勝利ですが、この試合からリバプールは得るものもあったと、私は思っています。
アンダー世代によるチームを抜擢し、おそらくは、この顔ぶれでトレーニングもほとんど出来ていない中でのプレイ。
2度もビハインドになったのに追いつこうとした気力。
そして何より、若者達にとっては、貴重な、かけがえのない経験になったことでしょう。
戦前に言われていたとおり、セント・ジェイムズ・パークのピッチの状態は悪く、特にペナルティー・エリア内の芝は、かなり荒れていましたね。
そんな慣れない環境の中でも、リバプールの若者達は、とにかく「縦へ!速く!」という意識を持っていることが垣間見られた。
おそらく、今日の90分間を共に戦い、時間を共有したことで、若者達は心の絆も深めたのではないでしょうか。
また、今回エクセター・シティと直接対戦したことで、相手の自力やスタイルも知ることができた。
次に戦うときには、より優位に試合に入れることでしょう。
私は、最後まで決して諦めなかったヤング・レッズのみんなに、心から拍手を送りたいと思います。