
Adam Lallana
希有な才能の持ち主。
アダム・ララーナを思うとき、私には自然とそんな言葉が浮かびました。
リバプールでも主力として活躍したアダム・ララーナが引退を表明。
心からお疲れ様!と言いたいし、そのキャリアに拍手を送りたいと思います。
アダム・ララーナがサウサンプトンからリバプールへやって来たのは2014年夏のこと。
以来、6年間アンフィールドでプレーしました。
この時期は、クラブが進歩を遂げ、やがて成功へと至る重要な時期であり、彼はその中で主要な存在であったことは確かです。
アダム・ララーナがリバプールへやって来た当時の指揮官はブレンダン・ロジャーズ監督であり、その後ユルゲン・クロップ監督が2015年10月に就任すると、ララーナはリバプールにとってより重要な存在になったように思います。
LFCもララーナの引退へ寄せてオフィシャルで言葉を紡いでおり、その一部にはこんな記述があります。
2018年、キエフでレアル・マドリードに敗れた決勝ではファーストハーフの途中から出場。
1年後の2019年にはベンチから共に戦い仲間たちと一緒にトロフィーを掲げています。
(トッテナムに2-0で勝利して優勝を果たす)2019-20シーズンは、ララーナにとってリバプールでの忘れ難いラストシーズンとなりました。
シーズンの始まりはUEFAスーパーカップの優勝、さらにはFIFAクラブワールドカップの制覇、そして最終的にはプレミアリーグ優勝メダルを手にするシーズンとなりました。
このシーズン、ララーナはプレミアリーグで15試合に出場し、クロップ率いるリバプールが30年ぶりのリーグ制覇を成し遂げ、勝ち点99を獲得。
その中でも彼の個人的なハイライトは、オールド・トラフォードでの終盤の同点ゴールで、リバプールの無敗記録を維持する重要な一撃でした。
All the best in your retirement, Adam ❤️
— Liverpool FC (@LFC) June 25, 2025
このプレミアリーグ初制覇をしたシーズンですが、ご存知のとおりCOVID-19のパンデミックの影響によりイレギュラーな日程に。
シーズン終了も長引く状況において、この年をもってララーナはアンフィールドに別れを告げました。
リバプールで残した戦績は、178試合出場で22ゴール。
その後ララーナはブライトンへ。
ブライトンでは104試合に出場し、4ゴールを記録。
2024年にクラブを離れるまでプレーを続けたものです。
さらに昨年のことになりますが、ララーナはフットボーラーとしての最終シーズンを過ごすため、古巣であるサウサンプトンに復帰。
選手としてララーナは故郷に戻った形ですね。
ララーナはイングランド代表としても活躍しており、34試合出場、3ゴールという記録を残しています。
イングランドの年間最優秀選手に選出されたときもリバプールの一員であり、あの頃のことが思い出されます。
アダム・ララーナ37歳。
彼を語るとき、どうしても怪我の話が出ますが、正直なところ37歳になるまで現役を続けられると私は予想していませんでした。
だから、ここまでがんばったララーナに拍手を送りたいし、お疲れ様!引退おめでとう!と言いたい思いです。