ユルゲン・クロップが、リバプールの監督に就任した際、英国メディアは、「アダム・ララーナは放出候補」と、記事にしました。
クロップが目指すフットボールに、ララーナは適応しないだろう・・・という考えに基づいたものだと思います。
しかし私は、一貫してララーナは、クロップのフットボールに合うと考えてきました。
実際、ララーナは、重要な役割を任されており、コンスタントに起用されていますね。
もはや、辛辣なメディア達も、現実を見れば、ララーナ不要説を書くところもなくなることでしょう。
アダム・ララーナ。
とにかく、よく走りますね。
ボールがないところでも、常に前へ!前へ!と、フリー・ランニングを繰り返す姿は、見ていて感動さえ覚えます。
そんなララーナですが、どうもユルゲン・クロップという人物に信服してしまったようです。
ララーナは言います。
「彼のために走りたい」
「彼のためなら、ピッチ上で死んでもいいよ」
ここまで言わせるクロップとは・・・。
人心掌握術というものがありますが、そういった技術だけでは、大の大人に、ここまで言わせることは出来ないと思います。
おそらくは、クロップという人は、人間としての器が、果てしなく大きいのかもしれません。
ララーナのスプリント。
これから益々、精力的になりそうですね。
ボールに届かないと分かっていても、僅かな可能性にかけて、惜しみなく走るララーナ。
その姿を、しっかりと見ていきたいものです。