3-1で、ビッグゲーム、アーセナル戦を制したリバプール。
ユルゲン・クロップ監督は、アダム・ララーナが敢行したプレッシャーが、この勝利の鍵になったと考えているようです。
常に惜しみない運動量を誇るアダム・ララーナですが、ユルゲン・クロップ監督は、特にアダム・ララーナが生きる状況を冷静に把握していることが伝わってきます。
ユルゲン・クロップ監督のコメントについては、LFCのオフィシャルやエコーが報じていますので、ここでは端的にまとめてみたいと思います。
(Jurgen Klopp)
私達が、コンパクトに保てているときは、アダムにとって実によい状況になるんだ。
彼は、コンパクトな状況から、すっと抜け出してプレッシャーをかけることが出来るプレイヤーだからね。
コンパクトに保てなかったいくつかの試合においては、私達には課題があった。
そんな時のアダムは、広いスペースで1対1での状況になってしまうからね。
こういった時には、常に局面で勝てるとは限らない。
アーセナル戦では、チーム全体として、しっかりとやれていたよ。
こういう展開になると、アダムがいることが実に生きてくるんだ。
安定性こそが、すべてのベースであり、私達はそれをやりたいと欲してきた。
アーセナル戦では、それぞれのパートにおいて、私達は実に上手くプレイが出来たよ。
そのことで、アダムが役割を果たせたことが、とても良かったね。
アダム・ララーナは、エネルギッシュなフリーランニングが魅力ですが、狭いエリアにあえて飛び込むプレイが得意ですからね。
相手ディフェンダーが密集しているエリアにおいて、絶対的な仕事が出来るタイプだと思います。
さらに、アダム・ララーナの周囲には、コウチ、フィルミーノ、マネと・・・これまた狭いエリアを苦にしないプレイヤーが揃っている。
この攻撃陣が、真価を発揮し続ければ、相手ディフェンダーにとっては、脅威以外の何ものでもないことでしょう。
残りシーズン、アダム・ララーナは勿論、この魅惑的な攻撃陣がより輝くことを祈って。