キャピタルワンカップの決勝。
もし、PK戦でリバプールがタイトルを獲っていたならば、こういう声は出て来ないと思うのですが、以前リバプールに在籍したチャーリー・アダムは、リバプールのキッカー、その人選について疑問視する発言をしています。
アダムからすれば、キャプテンであるジョーダン・ヘンダーソンとエースたるダニエル・スタリッジが蹴るべきではないか!という思いがあるようです。
アダムは、スティーブン・ジェラードがキャプテンを務めていた時代と比較しつつ持論を語っています。
アダムの意見は、キャプテンであるジェラードが間違いなく最初にキッカーとして決まり、次にエースのルイス・スアレスを選ぶ。
これが当然だとしています。
今のチームであれば、ヘンダーソンとスタリッジが、それに当たると・・・。
私としては、ジェラード&スアレスと比較するのは、ちょっと気の毒だと思いますが、蹴らせられない事情もチーム内にはあったようです。
まず、PK戦になったとき、私としてはヘンダーソンとジェイムズ・ミルナーがキッカーになることは確実だと考えていました。
しかし、4人目のキッカーまで、この2人は出てこなかった。
おそらく、ミルナーは最も重圧のかかる5番目のキッカーとして準備していたことでしょう。
スタリッジにPKを蹴らせなかったことに関しては、ユルゲン・クロップにも質問があったようです。
クロップがこたえていた趣旨は、スタリッジは延長戦が終わる数分前から足に痙攣を起こしており、試合後は歩くことさえ困難な状況だったとのことです。
また同様に、ヘンダーソンも足に痙攣を起こしていたとされています。
クロップは、「イエス!」と言ったプレイヤーをキッカーにしたとも語っていました。
ウェンブリーという大舞台での120分間は、プレイヤー達に想像以上の重圧を与えたことでしょう。
現実には、ヘンダーソンとスタリッジに蹴らせたくても、そんな状態ではなかった・・・というのが真相かと思います。
ただ、アダムのことをちょっぴり擁護するならば、ジェラードとスアレスならば蹴っていたでしょうね。
でも、あの2人は、スペシャルですから・・・。