たとえ所属するチームは異なれど、ゴールキーパー同士の結びつきは強い。
そのことは、この場でも何度か書いてきました。
ちょっと以前のことになりますが、あのロリス・カリウスがチャンピオンズリーグの決勝、レアル・マドリード戦で目立ってしまった際にも、当時ローマに在籍していたアリソンはカリウスを擁護するとも取れる発言をしており、この場でも取り上げた記憶があります。
しかし、ピックフォードがしたことについては、さすがのアリソンも受け入れることは出来ないようです。
数日前、やはりリバプールでゴールキーパーを務めるアドリアンが、ピックフォードの行いを批判していましたが、人柄が優しくジェントルなアリソンもピックフォードがした動きは必要ないものだったと語っています。
さすがに、アリソンらしく、言葉を選んでいる印象はありますが、ピックフォードの行為を支持できない旨は明言しています。
これは、アリソンがSky Sportsへ向けて語ったもので、この場ではそのごく一部で恐縮ですが、取り上げてみたいと思います。
あらゆるゴールキーパーが、異なるプレイの仕方を持っている。
動き方も誰もが異なるんだ。
あの瞬間、(ピックフォードがした動きは)100パーセント必要のないものだったね。
誰もが異なるやり方を持っているとはいえ、私はあのやり方に同意できないよ。
誰だって、そう見るだろう。
不必要な動きだったね。
さすがは人格者たるアリソン。
過激な言葉は使わず、ゴールキーパーのプレイスタイル、その動き方の面から語っていますね。
しかし、心の中には、ファン・ダイクを失った哀しみがあるはず。
試合中には、どのプレイヤーでも熱くなることはあると思います。
しかし、明らかに相手を傷つけるような行為は慎むべき。
それがプロだと私は思います。
自分の心理、動きをコントロールできないならば、本物のプロフェッショナルではないようにさえ感じます。
ファン・ダイクが長期に離脱することが決まっている今。
リバプールの守護神たるアリソンにかかる期待は、より大きなものになって行きそうです。
がんばってほしいですね。