昨年の夏、ハル・シティからリバプールへとやって来たアンドリュー・ロバートソン。
リバプールのプレイヤーとなってしばらくは、出場機会に恵まれない日々が続きました。
一時期は、1月での移籍を志願するのではないか?などという記事まで出たほどでしたね。
しかし、アルベルト・モレノが負傷欠場となるや、いきなり高いパフォーマンスを示し、いまやすっかり左サイドバックのポジションを手にした感があります。
突然巡って来た出番で活躍できるということは、日頃のトレーニングを怠らずに努力をしてきた結果だと、私は思います。
ロボといえば、やはりストロング・ポイントの最たるものは、精度の高いクロスですね。
ボールの質も素晴らしい。
今シーズンのプレミアリーグ開幕戦でも、ロボは左からのクロスで決定的シーンを演出しています。
ウェストハム戦を思い出してみると、ほぼウィングとも言っていいポジションを取る時間帯が多かったように感じます。
しかもロボの場合には、守備を怠ることがなく、そのへんも安心して見ていられます。
ロボのクロスで、私なりに、とてもいいな!と思うのは、左サイドを突破した上で、相手ディフェンダーとゴールキーパーの間に通してくるコースの良さですね。
しかも、ロボのクロスは、その多くが低い弾道で、ボールスピードも鋭い。
ゴール前に詰めたアタッカーとすれば、触れば入る!というケースも、しばしば見られます。
攻守共に、高いレベルを常に示せるロボは、やがてプレミアリーグを代表する左サイドバックになるだろうと思うし、ビッグなタレントとして大ブレイクをする匂いさえ感じます。
ウェストハム戦での活躍を見ても、今シーズンもロボはやってくれる!
そう実感した私です。
ただ、サイドバックは、アップダウンを繰り返すポジションであり、運動量も多いことから、ロボといっても、全試合に出場するには無理があると思います。
今シーズンであれば、いかにアルベルト・モレノがコンディションを整えて、常に準備をしておくか。
そこも大切になるかと思います。
ロボが相手ゴール前に送るクロスに、リバプールのフロントスリーが、次々に飛び込むシーン。
迫力!ですね。
今シーズン、そんな光景が沢山見られるような予感がします。