かつてリバプールでプレイをし、今はウェストハムに所属しているアンディ・キャロルですが、相当なフラストレーションをためているようです。
ウェストハムは、チームの低迷とあいまって、ファンも大きな不満を抱いており、ハーフタイムにブーイングが起きることがお馴染みにさえなっている状況です。
アンディ・キャロルは、リバプールに1-4と大敗した試合において、セカンドハーフの頭から途中交代でピッチへ入っていますが、席を立ち去ってしまうファン達に対して、苦言を呈しています。
プレイヤーがファンを批判し始めると、また悪循環に陥る可能性が高いと思いますが、ウェストハムは立ち直せるのでしょうか。
アンディ・キャロルの試合後におけるコメントについては、エコーなど英国メディアが多々報じています。
(Andy Carroll)
彼等は残るべきだ。
最後まで残るべきなんだよ。
何が起こるかなんて、分からないじゃないか。
彼等は、2-0になったトッテナム戦では、ハーフタイムに歩いて帰ってしまった。
(試合は、結果的に、セカンドハーフにウェストハムが3点を決め、逆転しています。)
先週のパレスファンは、97分まで観ていったよ。
ファンは、終わるまでいるべきなんだ。
(試合は、ファーストハーフで、ウェストハムが2点を先制するも、セカンドハーフの追加タイムで、クリスタルパレスが追いついています。)
アンディ・キャロルの心中も、分からなくはありませんが、こういった言葉は一人歩きしてしまいますからね。
ウェストハムというクラブとファンの間に、深い溝が出来てしまう怖れもありそうです。
ウェストハムは、リバプールに敗れたことで、降格圏まで落ち、スラヴェン・ビリッチ監督の解任説も流れています。
インターナショナル・ブレイクということで、監督も代えやすい時期・・・ということも影響はしているのでしょう。
後任には、あのデイヴィッド・モイーズの名前が候補として、メディア上ではあがっていました。
ウェストハムは、ロンドン・スタジアムを新しく建設し、大きくて立派なホームを完成させましたが、私からみると、どうもピッチと観客席の距離が遠く感じられ、ホーム感が薄いように思えます。
リバプール、アンフィールドでは、これからもチームとファンが共に歩いていく!という姿勢を続けていきたいですね。
長い歴史に支えられたクラブですから、心配はいらないとは思いますが。
それにしても、アンディ・キャロル。
ファンとの間で確執ができなければいいのですが・・・。