
Andy Robertson
世紀の大バーゲンと言われたアンディ・ロバートソンの獲得。
あれから時は流れ、いまやロボはリバプールでの9シーズン目を迎えようとしています。
一言で9シーズンといっても、常に第一線で戦い続けてきたことは称賛に価すると私は思います。
チームでは最も経験が豊富な選手の1人となったロボは、新戦力もやって来る中、ベテランとしてすべきことがあると考えているようです。
そのロボですが、木曜日にカイタク・スタジアムで行われた公開練習後、ベテラン選手たちが新加入選手やチーム全体をどのように導いているかについての質問を受け、そのことをLFCがオフィシャルで伝えています。
私もそうだし、アリ(アリソン)、ファン・ダイク、モー(サラー)という4人のベテランやリーダーたちを見てもらえれば分かってもらえるように、私たちは新加入選手ができるだけ早く、できるだけスムーズに馴染めるように責任を持ってサポートしているんだ。
彼らが異なる国や文化圏から来ている時は、特にそれがどれだけ大事なことかはよく分かっているからね。
できる限り早く、チームのやり方に慣れてもらうことが大切なんだよ。そのことは、私たちがとても誇りに思っていることでもあるんだ。
私たちだってかつては若かったわけだし、チームに溶け込むために誰かの助けを必要としていたからね。
だから、今でも若手をできる限りサポートしているし、新加入選手が家を探したり、家族と一緒に落ち着けるようにサポートしたりもしているんだ。
そういったことが本当に大切なんだよ。ピッチ上では、彼らはそれぞれが素晴らしいクオリティを持っているから、ある意味では自分たちでうまくやってくれる。
でも、ピッチ外では彼らが孤立しないように、しっかりチームに馴染めるようにすることが大切なんだ。
こういった遠征は本当に重要で、ホテルに泊まり、家族や子どもたちから離れて過ごす中で、たくさんの時間を共有してお互いを知ることができるからね。
現実に私たちはそうしてきたんだ。みんなすでにすごくうまく馴染んでくれているよ。
もちろん、ウーゴ(エキティケ)はまだ合流したばかりだから、今夜が彼との初めての夕食になる予定だけど、ジェレミー(フリンポン)、ミロシュ(ケルケズ)、ジオ(ママルダシュヴィリ)、フロ(ヴィルツ)は本当にすぐに馴染んで、まるで何か月も前からいたみたいに感じられるんだ。
とても嬉しいことだよね。
あとは彼らがリバプールでプレーすることの基準を理解していくことだけだと思う。
その理解もすでに始まっていると思うよ。
私たちはハードワークをしてきたよ。
(トレーニングに)復帰してから2週間から2週間半くらいだと思うけど、今はフィットネスを高めていく段階だ。
トレーニングでは良い動きができているけど、試合勘という面ではまだ上げていく必要があるね。
少しずつだけど前進している。
もうあまり時間がないから、開幕に向けて準備を整えなければいけない。
長期のオフがなかった分、コンディションをそれほど落とさずに済んでいるのはむしろ助かっているよ。私たちはこれまでのキャリアや過去数年を見ても、全員が勝者であることを証明してきた。
それは試合だけじゃなく、トレーニングでも同じなんだ。
勝ちたいと思う気持ちは、トレーニングでも試合でも変わらない。
良い習慣を身につけること、勝つことにこだわる姿勢、成功への意志を持つこと、それこそが新シーズンへ向けた大きな武器になると思うよ。
前々から思ってはいますが、ロボは根っからのリーダーですね。
プレー面だけではなく、メンタリティーの部分でもチームに大きなものをもたらすことができる。
それにリバプールには、ロボがあげた名前以外にも遠藤航がいます。
良いチーム、強いチームとは、おそらく若い選手とベテランが程よくミックスされ最大限のパワーを発揮できる下地ができているものなのでしょう。
そういった意味でリバプールは、若くて素晴らしい才能が増えてきているし、世界屈指の実力を持つベテランもいる。
実に頼もしいですね。